2017年8月 3日 (木)

新種発見

 6月の最初のブログは、多摩川のアユが急に減った、という話で、7月の最初は奄美大島のウニがいなくなった、と2ヶ月続いて、減ったとかいなくなったというネタが続いたが、今月の最初は「新種発見」の話題を2つほど紹介したいと思う。

(1)
 先月後半になるが、「どうやって生きてるのか…「常識外れ」の細菌、泉で発見」というニュースがあった。記事によると「米カリフォルニア州で、地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉で、どのような生物がいるか調べたところ、27種の微生物の遺伝子が見つかった」と書かれていた。

 さらに「そのうち、岩石に付着した細菌では、酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかった」そうだ。これがタイトルにある「常識外れの細菌」らしい。

 この話題は、国立研究開発法人海洋研究開発機構のプレスリリースのページをみるとさらに詳しく説明されていて、常識外れの細菌について「マントル岩石に付着し、現時点の生命科学の知識では特定不能の未知代謝系を駆使して生きる」微生物、と紹介されている。

(2)
 今度は日本の沖縄から、「光合成しない植物、新種発見=キノコ、カビに寄生」というニュース。記事によると「光合成をせず、キノコやカビの菌糸に寄生して育つ「菌従属栄養植物」の新種」を発見し「オモトソウ」と名付けられた、と書かれていた。

 光合成をしないこともあってか「ほとんど地中で生息するため見つけにくい」ということのようだが、「1~2カ月間だけ地上5~10センチまで伸び、直径2ミリほどの紫色の花を咲かせる」と説明されていた。

 この発見は神戸大学の研究グループによるもの、ということもあって、神戸大学の研究ニュースのページにも詳しく書かれていて、この新種の学名は「Sciaphila sugimotoi」と名付けられたそうだ。

 また、英語版のScience dailyのサイトにも「New non-photosynthesizing plant species discovered on Ishigaki island, Japan」というタイトルで載っていた。

 ということで、今回は新種の細菌と植物の発見に関するニュースを2つほど紹介した。両方とも、とっても地味な発見だが、地球にもまだまだよくわかっていないことがたくさんあるようだ。

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2017年7月24日 (月)

ガストフロント

 最近、連日各地で急激な大雨とか突風があった、というニュースが頻発している。そんな中で気になったのが「祭り会場の突風、「ガストフロント」現象か」というニュース。

 ニュースによると、「埼玉県上尾市と桶川市の祭り会場で16日に発生した突風について、熊谷地方気象台は19日、冷気と暖気の境目で突風が起きる「ガストフロント」という現象の可能性が高いと発表した」と書かれていた。

 「ガストフロント」をWikipediaで調べてみると「積乱雲からの冷たい下降気流が水平に吹き出し、周囲の暖かい空気の衝突した際にできる、上昇気流を伴った小規模な前線のこと」と書かれていた。Wikipediaにあった、ガストフロントの説明のための図(パブリックドメイン)も貼り付けておこう。

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 図の矢印が風の流れで、真ん中あたりの上向きの青(冷たい風)と赤(暖かい風)の間のところが「ガストフロント」ということのようだ。

 なんとなく理屈はわかっても、この図だけだは実感がわきにくいかもしれない。そこで、英語版のページを見てみると、こんな写真(パブリックドメイン)もあった。

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 これらはアメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)によるもので結構迫力のある写真だ。

 日本で過去に起こったガストフロントを調べてみると、2008年7月27日に福井県敦賀市で発生したときには、イベント会場で死者も出る惨事になった、という話も見つかった。

 ちなみに、この2008年は夏の局地的荒天続発の年だった。今年は、この年以上に局地的荒天が続発していると思うのは気のせいだろうか。

 ということで、今回はニュースにあった「ガストフロント」という言葉が気になったので調べてみた。これからどんな天気になるのか、本当に気になるところで、そのたびにブログに取り上げていたらキリがない感があるが、今回のように具体的な原因がわかるような話ができてきたら、また取り上げてみたい気がする。

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2017年7月19日 (水)

南極の棚氷がついに分離

 約半年前の1月10日のブログで「南極の巨大氷塊が分離へ」というニュースを取り上げたが、先週とうとう分離した、というニュースがあった。

 結構いろんなところで報道されていたのが、例えば日経新聞の「南極の棚氷分離、最大級の氷山に 三重県ほどの大きさ」という記事を見ると「南極半島東側にあるラーセン棚氷の一部が割れて分離し、氷山になったことを確認した」「ちぎれた面積は約5800平方キロと三重県ほどの大きさで、重さは1兆トンを超える過去最大級の氷山という」と書かれていた。

 他にもAFPBBでは「南極の棚氷から巨大氷山が分離 重さ1兆トン、史上最大級」では、「分離は7月10日から12日の間に発生し、ラーセンCにあった約5800平方キロメートルもの部位がついに分離した」「今後A68と名付けられる予定の氷塊」とある。また、AFPBBでは、英南極調査所から公開された映像の動画もあった。

 他のもたくさん報道があり、かなり反響が大きいニュースになっているようで、また今後も色々な場面で取り上げられるかもしれない。

 例えば、過去には映画「The Day After Tomorrow」の中で、2002年に発生したラーセンB棚氷の大規模亀裂の実際の映像が使われたりしているそうで、今後同じようなパターンで今回のラーセンC棚氷の亀裂映像が利用される可能性もあるかもしれない。

 ちなみに、地球の異常気象を題材にしたこの映画では、東京にゴルフボールサイズの巨大な雹が降り注ぐシーンがあるらしい。

 そういえば昨日、「広範囲で大雨や落雷・突風…東京都心でひょうも」というニュースがあった。この記事には、通りがかりの人が「ひょうで歩道が一面真っ白になった。今まで見たこともない光景で怖かった」と驚いていた、ということも書かれていたが、なんだか不気味な気分になってくる。

 ということで、今回は南極の棚氷分離のニュースを紹介した。かなり大きく報道されているので、今後もあれこれ話題になるかもしれない。

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2017年7月 9日 (日)

海流発電の実証試験機完成

 前回のウニの話とはちょっと違うが、今回も日本の近海での話題。おとといの日経新聞のサイトに載っていた「世界初の「海流発電」実験、IHIが描く可能性」という記事が気になったので少し調べてみた。

 記事によると「IHIと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7日、2020年に実用化を目指す水中浮遊式「海流発電」の実証試験機を横浜市内で報道公開した」と書かれていた。

 「海流発電」というのは、wikipediaの項目を見ると「海流による海水の流れの運動エネルギーを水車、羽根の回転を介して電気(電気エネルギー)に変換させて発電させる方式」「CO2を排出しないため、環境負荷が極めて小さい」などと書かれていた。

 海流のところに水車を置くという、いたってシンプルなもののようだが、海流は基本的に途絶えることはない流れ、ということもあって、他の再生エネルギー(風力や太陽光など)と比べて非常に効率がよく、安定した発電が期待出来るそうだ。

 記事には具体的に「海流発電の設備利用率は40~70%と高い。風がないと止まってしまう風車は地上なら20%、洋上でも30~40%程度にとどまる。日照がないと発電できない太陽光にいたっては利用率は10~15%程度」と書かれていた。

 実際に完成した実証試験機は「かいりゅう」という名称で、実験が行われる口之島(鹿児島県)のある十島村の小中学生によって名づけられたそうだ。

 この「かいりゅう」の実際の姿は、たとえばテレビ朝日系のニュース配信サイト(Youtube)のANNnewsCHにあったニュースで見ることができるので貼り付けておくことにしよう。

 ということで、今回は簡単だが海流発電に関する話題を紹介した。報道を見ると淡々と伝えている感じがしないでもないのだが、結構順調に計画が進んでいるようにも思えるし、数年後にはかなり期待できるエネルギーとして注目される可能性もある気がするので、また続報があったら紹介してみたいと思う。

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2017年6月24日 (土)

南極の緑化が進んでる??

 今回も南極に関する話題をとりあげたい。前回紹介したナショナルジオグラフィック日本版で、もう一つ気になったのが5月24日掲載の「南極の「緑化」の速さが3倍に、地球温暖化で」という話題。

 記事によると「南極大陸で、過去150年間に堆積したコケの層の掘削調査を行ったところ、直近の50年間では、以前と比べてコケの成長速度が3倍ほど速くなっている」と書かれたいた。

 原因は気温上昇で、「過去50年間における南極半島の気温上昇は、一帯でのコケの成長に多大な変化をもたらしました」と専門家が語っている上に、さらに「以前から北極について観察されているものと同様の現象だ」とも述べられていて、これは南極だけでなく地球全体の問題ととらえて間違いなさそうだ。

 もう少し記事を読むと「南極半島のコケの大半を占める2つの種は、約50年前まで、平均で1年間に1ミリ程度しか成長していなかった」「50年ほど前からは平均で年3ミリ以上成長している」と書かれていた。

 タイトルには「3倍」となっていたが、「1ミリ程度」から「3ミリ以上」だから、実際には3倍以上、というか何倍なのかもわからないくらいの速度で成長している感じがする。しかも、ある特定の地域ということではなく、結構広範囲にわたる現象のようだ。

 ということで、今回は簡単だが前回に引き続き南極に関連するニュースをとりあげてみた。今回のような話は今後も同じような研究・観測に関するニュースが出てきそうな気もするので、また出てきたら紹介してみたいと思う。

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2017年6月19日 (月)

南極にある「血の滝」

 もう1ヶ月以上前の話題になってしまったが、今回は、5月2日にナショナルジェオグラフィック日本版に掲載された「南極を流れる不気味な「血の滝」、謎を解明」という話題を紹介したい。

 記事によると「テイラー氷河から流れ落ちており、その水は氷河の表面に走る亀裂からもふつふつと湧き出している」と書かれていた。なんだか気になるので、少し調べてみると、Wikipediaに「血の滝」という項目があるのが見つかった。

 そこにパブリックドメインの画像もあったので、貼り付けておこう。

Blood_falls_by_peter_rejcek

 実際に見てみると、なんだか異様な光景だ。Wikipediaには、この写真が撮影されたのが2006年と書いてあったが、実際に発見されたのは今から106年も前の1911年で、今回の記事はその原因がようやく解明されたことを伝えるニュースのようだ。

 記事に戻ると、原因としてあげられている部分を抜粋して引用すると、「全体が鉄分の高い塩水で満たされており」「塩水が凍結せずに流れている理由は、塩水の性質から説明できる」「流水に含まれる鉄分が極めて高いために、滝が血のように赤く染まってしまう」ということになるだろうか。

 一言で言うと、凍らずに流れるのは「塩水」が原因で、赤くなるのは「鉄分」が原因、ということのようだ。

 ということで、今回は簡単だが、久しぶりに南極の話題をひとつ紹介した。なんだか、南極には普通に考えるのとは少々異なる現象がたくさんあるみたいで、例えば、今回の話題の関連でwikipediaを見てみると「宇宙生物学と血の滝」なんていう項目もあったりする。

 ここをみると「血の滝での研究は、気温が低く水の氷に閉ざされている場所での生物の生存条件の研究につながる」「火星やエウロパ、その他の氷に覆われた外惑星の衛星といった、比較的寒い場所で生物が存在できる場所の候補を絞るのに有効」などと書かれていた。

 こういったところからどんな発見があるのか想像がつかないが、なんだかいろんなことが研究されているようなので、今後なにか報道されたらまたとりあげてみたい。

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2017年5月20日 (土)

未来志向の科学技術

 久しぶりにTIME誌を眺めていたら、「BIG IDEA」というサブタイトルの記事がいくつか気になったので、今回は2つほど紹介してようと思う。

 一つ目は、「May 15, 2017」号の「Flying jet taxis」という記事。なんでも、「Lilium」というところが開発した、垂直離陸が可能な電気駆動の飛行機の話のようだ。調べてみたら、動画が見つかったので貼り付けておくことにした。

 垂直離陸というのは、なんだか不思議な感じだが、電気駆動で環境にも優しそうだし、時速300kmくらいの速度が出るようだから、今後ヘリコプター並みに量産されるようになレバ、いろいろなところで見かけることができるようになるのかもしれない。

 もう一つは、「May 22, 2017」号に載っていた 「NASA's new `space fabric'」というタイトルの記事。なんでも、3Dプリンタを使って作られた織物(fabric)、と書かれていた。

 NASAのところに画像があったので、貼り付けておこう。

Spacefabric20170418

 織物といっても、「metallic space fabric」と記事には書かれていたから、金属製で宇宙で使うことを想定して作らせたものだそうだ。

 実際、金属でできている割には柔軟性がありそうで、宇宙服に利用したり、アンテナとして利用したり、などいろいろ応用ができて良さそうだ、ということが記事には書かれていた。

 ということで、今回はTIME誌に載っていた、最新の科学技術に関する記事を紹介した。なんだか、現在の常識とはちょっと違った趣も感じる未来志向の乗り物や素材、という感じが見て取れる。

 また、TIME誌の「BIG IDEA」のところにある記事で気になるものがあったら紹介してみたいと思う。

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2017年5月 5日 (金)

メタボの原因

 「知のトップランナー149人の美しいセオリー」の本からずっと数学ぽいネタを探して書いてきたが、そろそろ違う感じのものも見てみようかと思ってパラパラ本をめくったところ、「メタボリックシンドローム」の話が気になったので、今回はメタボのことを少し調べてみた。

 メタボの原因というと、「食事カロリー摂取量の過多(食べ過ぎ)」「運動によるエネルギー消費量の過少(運動不足)」による「エネルギー過剰」が主流の考え方、と言われると、確かにそう思うが、ここにはちょっと違う説が説明されている。

 項目のタイトルには「メタボリックシンドローム:有毒な世界への細胞エネルギーの適応」と書いてあった。

 内容は、まず主流の考え方に対する疑問からはじまる。例えば、超低脂肪食・断食などでメタボの症状が悪化することがあるらしい。調べてみると、アメリカ国立医学図書館・国立衛生研究所のホームページに、「Very-low-fat diets may be associated with increased risk of metabolic syndrome in the adult population」というタイトルの研究成果が載っていた。

 「Very-low-fat diets(超低脂肪ダイエット)」がメタボのリスク上昇に関連しているかもしれない、ということで、脂肪が過剰に少なすぎるのはよくないと警告している。

 そんなこともあってか、主流の考え方(エネルギー過剰説)とは違った原因があるのではないか、という議論があるようだ。その中で、この本で紹介されている考え方は「(メタボの)諸症状は、エネルギー欠乏への適応的反応とは考えられないだろうか?(エネルギー欠乏説)」というもの。

 「以前の世代がエネルギー不足(飢餓)を経験した集団では、肥満とメタボリックシンドロームが増加」という話は聞いたことがあるし、「現代の食生活の変化の多くはエネルギー生産を阻害する(低栄養・低抗酸化物質・高酸化物質の似非食品・不規則な食生活)」と言われると、確かに不健康な食生活だと必要なエネルギーが得られない=エネルギー欠乏、ということがメタボの原因になっているような気になってくる。

 他にも「環境中の酸化ストレスの増加(金属および重金属・ホルムアルデヒドを含む家具や衣類・石油化学製品・空気中および水中の汚染物質・食品の合成添加物など)」が「ミトコンドリアの機能不全を引き起こす」ことでメタボの諸症状が促進されてしまうことも「エネルギー欠乏説」だと納得できるようだ。

 まあ、いずれにしても現代の食生活や環境がメタボを引き起こしている、という点は「エネルギー過剰説」「エネルギー欠乏説」で共通する点だから、結局は現代の環境のなかでいかにバランス良く生活していくか、ということが重要、という結論はどの説でも変わらない感じがする。

 ということで、今回はメタボの話題をネタにしてみた。去年の5月5日はガン検診の話題を書いたが、今年もゴールデンウィークは、どちらかというとメジャーな話題をネタにした感じになった。

 そろそろこの本からのネタは今回で終わりにして、次は違うところからの話題にしてみようかと思う。

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2017年3月26日 (日)

オッカムのかみそり

 今回は、前回紹介して本「知のトップランナー149人の美しいセオリー」からネタを探してみた。

 「深遠で,エレガントで、美しい説明は何?」という問いに対する様々な回答が書かれている本だが、訳者あとがきに「多くの人がダーウィンによる淘汰の理論をあげている」と書かれている通り、ダーウィンの進化論が「深遠で,エレガントで、美しい」と回答が結構ある。

 そもそも、何をもって「深遠」「エレガント」「美しい」と言えるのか、という点自体が人それぞれだとは思う。そんな中、この本に出てくる回答者の考え方には、ある一定の方向性がある。

 例えば、一番最初に「もちろん、それはダーウィンであるべきだ」という文章から始まる回答では、「一つの簡素な理屈によって、、、」「こんなに単純で強力な、、、」という言葉で表現されている。

 また、「それは間違いなくダーウィンだ」という文章で始まる5番目の回答では「彼の説明の美しさと単純さ」と表現している。

 「単純さそれ自体」という回答をしている人もいる。その人は「単純さは多大な力があることを示してきた」と述べている。また、それと合わせて「オッカムのかみそりという、節約性の存在論的原理」という話が書かれていた。

 Wikipediaには「オッカムのかみそり」とは、ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない、とする指針」と説明されている。

 また、アインシュタインが「(科学の目標は)可能な限り多くの実証的事実を、可能な限り少数の仮説や公理からの論理的で演繹で覆うこと」と言った、と本には書かれていたが、これは「オッカムのかみそり」と同じ意味のことだろう。

 ちなみに、この本の365ページにある回答のタイトルは、「オッカムのかみそり」。回答の内容は「シンプルさを心がけよ」の1文のみ。さらに、ご丁寧に、この文も必要ないと削除するために線が引かれていたりする。

 可能な限り少数にと考えていくと、「シンプルさを心がけよ」という戒めすら改めて言う必要がないくらい当たり前のことだから、言う必要はない(削除)、ということなのだろうか。

 もしかしたら、もっと深い意味があるのかもしれないが、何れにしても私自身この本を読んで「単純さ」という言葉の意味の深さ、幅広さを少しは感じることができたかもしれない。

 なんだか、今回はあまりまとまりがない感じで文章を書いてしまった。正直なところ、私自身の書く文章は、全然単純じゃない、というかエレガントではないが、まあそれは仕方がない。

 ただ、こういう本を読んで、少しでもエレガントな感覚に近づけるように、少しは努力したいと思いながら、とりあえず今回はここで終わりにしておくことにしたい。

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2017年3月11日 (土)

地球最古の化石発見???

 先週「約40億年前の地球最古の化石を発見、異論も」という記事を見つけた。記事によると「カナダのケベック州北部で採集された結晶の中から見つかった管状の微小な構造物が、37億7000万~42億8000万年前の生物由来の化石である」という話があるらしい。

 ただ、こんなに古い化石の年代を、どうやって調べてのだろうか。記事によると、研究チームは「2種類の放射性同位体を利用して年代を見積もった」らしいのだが、他の研究者はこれを疑っている、いうことが書かれていた。

 例えば、他の研究者による「これらの微化石がもし本物であるとしたら、それを含む結晶や岩石が形成されたのは27億年前より新しい時代の可能性がある」というコメントがあるそうだ。

 まあ、これだけ古いと、37億年前と27億年前と10億も違うとは言っても誤差みたいなものかもしれない。

 ただ、年代もさることながら、見つかった化石が本当に生物由来のものかどうかも疑ってるようだ。実際、記事には「熱水の流れや岩石を変形させた過程によって管状や糸状の構造物が形成された可能性」に関する研究者のコメントも載っていた。

 また、見つかった化石の大きさは「大きさはまつ毛の数分の1ほど」というから、なおさら不明確な面がたくさんありそうな気がしてくる。

 今回は、正直なところ時間がなくて最近見つけた気になった科学ニュースを簡単に紹介するだけで終わってしまいそうだが、それでも何も紹介できないよりかはいいかと思う。

 地球最古の生命の化石の分析は、地球以外の星の生命の痕跡を探す研究にも役立つらしいので、今後も何か新しいニュースがあったら紹介してみたい。

 最後に、英語だが、今回の発見というか発表の説明の動画を貼り付けて終わりにすることにしよう。

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