2012年12月23日 (日)

電脳にまつわる最近の話題

 ここ2回ほど立体折り紙の話が続いたが、今回は少し話題を変えることにした。というのも、先週に新聞で気になった話題がいくつかあったが、そろそろ年末に近づいてきたため、それらを書きそびれないように、少々多くなってしまうが今回は4つの話題をとり上げることにした。

(1) 12月16日の新聞に「トップ棋士も電脳と対決」という記事が載っていた。それによると、コンピュータの将棋プログラム5つとプロ棋士5人が戦う「第2回電王戦」の対戦カードが発表された、と書かれている。今回は2回目だが、栄えある「第1回電王戦」でコンピュータの将棋プログラムと対決したのは18日に亡くなられた米長邦雄氏(永世棋聖)。米長氏はすでに現役を引退していたが、このときはコンピュータの将棋プログラム・ボンクラーズが勝利を収めている。今回は、世界コンピュータ将棋選手権の1位から5位までのプログラムとプロ棋士5人の団体戦のようだが、プロ棋士との真剣勝負を期待したい。

(2) この(1)の記事のすぐ横に、「スマホ1日3時間 高校生 疲れも」というタイトルの記事があった。これによると、博報堂DYメディアパートナーズというところの調査で、スマートフォンを持っている高校生は平均で1日3時間近くもインターネットを利用していることがわかった、と書かれている。さらに、1日に10時間以上使っている人もいるらしい。スマホはここ1年から2年程度で急速に広まっていることを考えると、高校生の普段の生活がスマホの影響で最近急激に変化している可能性があるようだ。また、スマホを使っている人の3割ほどが「目が疲れるようになった」と答え、「睡眠時間が少なくなった」と答えた人も25%近くにのぼっている、と書かれている。睡眠時間を削ってまでスマホを使い続ける、というのは私には少々異常な状態だと感じる。節度を持って利用するように、と言うのは簡単だが、何か抜本的な対策を考える必要があるかもしれない。

(3) 少し遡って、12月11日の新聞に「ドコモ、店頭混雑の緩和狙い」と題する記事が載っていた。ドコモといえば、去年から今年にかけて通信障害やメール障害が多発していたことはブログで何度かとり上げたが、今回はそれとは直接は関係はなさそう。新聞に書かれていることを要約すると、スマホに慣れない女性や高齢者に多く利用してもらうため、スマートフォンを使う際のトラブルを遠隔操作で解決を助けるサービスを強化する、ということのようだ。先ほど紹介した記事ではスマホを使い慣れた高校生の利用実態の話だが、当然スマホに慣れていない人には使いやすくなるように対策を講じる必要になってくる。急速な携帯利用環境の変化で「すぐに慣れて過度に利用してしまう人」と「慣れずにトラブルで困る人」の両方が急激に増えてしまったための混乱をどう収拾すればいいのか。バランスのとれた対策が求められる。

(4) 最後にもうひとつ、(3)の記事の隣に「行動予測し地図・時刻表 米グーグル、ゴメス副社長に聞く」という記事が載っていた。これは「利用者の意図を理解し、検索をしなくても情報を提供する魔法のサービスだ」とゴメス副社長が言っている「グーグルナウ」という新サービスに関する話である。将棋の世界ではコンピュータのプログラムがプロ棋士と対決する「電王戦」が行われる時代になったが、こちらの方は、スマホのGPSによる現在位置の把握やカレンダーに入力した予定、過去にインターネットで検索した履歴などを基に、スマホの持ち主の次の行動をプログラムが予測し、持ち主がその時点で欲しいと思いそうな情報を取り出してくれる、という。まさしく「電脳」の時代に近づいているらしい。このサービスについて、グーグルのゴメス副社長が「専属の秘書がいるような利便性をアピールした」と新聞には書かれていたが、こんな時代に我々人間は節度を持って対応することができるかどうか、個人的には非常に心配してしまう。

 ということで、一気に4つの話題を書いた。今回は「コンピュータ・プログラムの急速な発展」と「スマートフォンの急速な普及」による我々自身の急激な環境の変化に関することが気になってブログにとり上げてみた。

 私自身は、1年半ほど前から新しいものに慣れるための取り組みを少しずつやっていた。例えば、スマホは使っていないが、iPod touchでiOSのアプリに慣れていったことや、グーグルやアップルのプライバシーポリシーを入念に読んで個人情報の取扱いを調べたことなどを、1年以上も前だがブログで度々話題にしていた。

 そんなこともあって、久しぶりにこの手の話を今回はたくさんとり上げたが、来年は改めて1年以上前に調べたことなどを思い返しながら、急激に変化していく新しいものを使うための対策を自分なりに考えていく必要があるかもしれない。

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2012年11月 9日 (金)

何故プラス思考になれないか?

 前回からの流れで、ブログのネタを探しながらここ1ヶ月ほどの新聞を見た。大きな記事は政治に関するものが多いようだが、これらは正直なところ明るいニュースとは言えないものがほとんど。

 経済のニュースも、日本の家電メーカーの不振など、何だか景気が悪い話ばかりで、プラス思考になりそうなものを見つけるのは難しい。そんな感じで新聞を見ていたので、多少明るい感じがするという程度のものでも何となく期待してしまうが...という気分になる記事が昨日の新聞に載っていた。

 「番組輸出 国が本腰 著作権の処理素早く」というタイトルで、インターネットとの連携を強めた「スマートテレビ」の実用化支援のため、「放送コンテンツ流通の促進方策に関する検討会」が昨日開かれた、という内容のもの。

 具体的には、現在は日本の放送番組輸出金額が韓国の半分以下になり世界の中での日本の存在感が低下しているため、その状況を巻き返し、東南アジアを軸に海外に番組を売り込み観光客の呼び込みにも繋げたい、ということが書かれている。

 こう言われると、「それならすぐに取り組めばいいではないか?」と思うのだが、なかなかそうならないのが日本のよくないところ。だから、世界から取り残されてしまうのだと言いたいところだが、今回はその点についても多少は考えているようで「著作権の処理 素早く」という部分がそれにあたるようだ。

 ところで、「スマートテレビ」とは一体どんなものなのか。ウィキペディアで「スマートテレビ」について調べてみても、専門的な用語が多く、いまいちよくわからないのだが、単にインターネットとテレビが連携することを意味するのではなく、インターネットなどの特徴を生かした様々な機能を統合させたテレビを指しているらしい。

 また、総務省のホームページには「スマートテレビの推進に向けた基本戦略」というものをまとめているようで、そこではインターネットやパソコン・携帯端末と連携させる新しいサービスのことを「スマートテレビ」と言っている。

 とここまで書いたところで、最初の話に戻るが、多少明るい感じがするニュースではある。それなりに期待もしたいところだが、この新聞記事は大事な部分が書かれていない。それは「この分野で日本が如何に遅れているか」という点である。

 これは、今回とり上げた記事に限ったことではない。ここ1ヶ月ほどの記事を見ていると、家電メーカーの不振について大きくとり上げているものの、それらは基本的に、売り上げ・利益が落ち込んでいるとか、「業績不振」の話ばかりである。

 こんなニュースばかり見ていると、ニュースを配信する側ばかりでなくニュースを読んだり耳にしたりする日本人全体が「売り上げ・利益」を中心に考えて「業績を回復するには?」という思考に陥ってしまうように思えてくる。

 もう少し踏み込んで話をすれば、実はすでにそういう思考に陥ってしまっているのかもしれない。例えば今回の記事のように、番組などのコンテンツは、「著作権の処理を素早く」すれば、現代の急速な変化にも迅速に対応して日本の新しいものが世界中で売れるようになるという発想は、その典型的な例かもしれない。

 確かに、数十年前のように日本が周辺のアジア諸国から抜きん出ていた存在だった頃なら、「著作権の処理を素早く」すれば日本のものが売れる、という発想は正しかったと思う。しかし、現在はすでに日本は抜きん出ていると言える状況ではない。

 そんな中で、「スマートテレビ」のために今更著作権の処理を素早くしたところで、結局は日本のメーカーではなく外国の新興電機メーカーに「日本の著作権の処理の素早さ」を利用されるだけではないか、と思っているのは私だけだろうか。

 ということで、今回はここまでにしたい。実は、今回は「何故、プラス思考になりそうなニュースが少ないのか」ということを考えながらネタを探していたところ、昨日の新聞に典型的な記事を見つけたような気がしたので、それをとり上げてみた。

 この手の話は、いろいろと言い出すとキリがなくなってしまうような気がするが、ここでは愚痴を言うのではなく、前回も最後に書いたようにプラス思考になりそうなものを、これからも見つけていきたい。

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2012年10月28日 (日)

少々取り残され気味かな?

 昨日、久しぶりに家から歩いて3分程度のところにあるガストへ夕食を食べに行ったとき、ふと、手持ちのiPod touchを見ていたら、wifiが使えるようになっていることに気がついた。

 このブログで、去年の5月にiPod touchやMac Book Proを新しくしたことや、docomoの公衆wifiを利用していることなどを書いた。そのときに公衆wifiが利用出来るところは、駅の近くのカフェや東京の地下鉄など、結構限られていた。

 その後、auがiPhoneを販売するようになった関係か、auやsoftbankが競って公衆wifiのアクセスポイントを増やしていったのに対して、docomoの公衆wifiの増設は進んでいなかったようだが、ようやっと私の家の近くにもdocomoの公衆wifi利用できる場所ができたようだ。

 そういえば、去年は「新しいもの」に慣れることをこのブログの目標にして、いろいろと最近の新しいものを見ていたような気がするが、今年はこの手の話題をブログにとり上げることはほとんどない。

 そんなこともあってか、また以前と同様、少々新しいものから取り残されている感が否めなくなってきた。本当に最近は新しいものが現れるペースが非常に速い。それでも、今回の公衆wifiの利用範囲の広がりのように、1年ほど前から予想して早めに慣れていたことなら問題はない。

 ただ、そうでないものもある。例えば、携帯電話などは、私は約2年前に契約した際の携帯(ガラケー)をまだ利用しているが、最近はスマートフォンの人の方が多数派のような気がしている。

 また、パソコンのMacも、昨年5月に購入したときにはOSは「snow leopard」だったが、その後「lion」を経て現在のOSは「mountain lion」。実のところ、去年はバージョンアップしたが、今年は夏に暇がなかったこともあってまだバージョンアップをしていないので、私はのMacのOSは「lion」のままになっている。

 iOSの方も、昨年の5月は「iOS 4」だったが、現在は「iOS 6」なので、2つもバージョンが上がっている。本当に、ものが新しくなるペースが速くなった。

 まあ、世の中を見渡すと、今年に入ってようやくAppleと競争ができそうなスマートフォンやタブレット端末ができてきた、というくらいだし、他にはWindowsがようやっと7から8へバージョンアップしたばかりだから、Apple製品以外のものはそんなに大した進歩はしていなさそうな気もするが、来年はどうなっているかわからない。

 ということで、今回は文章の方は特に中身はないのだが、久しぶりに新しいものに目を向けてみた。正直なところ、私自身は現状(去年の5月に揃えた環境)で何の不自由もないので、今年の新しいものを調べてみようというモチベーションが上がってこないのが難点なのだが、来年登場するかもしれない「新しいもの」に慣れるため、そろそろ現状の「新しいもの」を見ておくことにしよう。

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2012年3月22日 (木)

ジョギング用の時計

 先日の日曜日にハーフマラソンの大会に参加したことは前回ブログに書いたが、今回はその続き。

 私は基本的に時計をつけないで走ることにしているのだが、実は今回の大会は腕時計をつけて走ることにした。これがその時計。

Run_watch

 少し古い型なのだが、これにはGPSが内蔵されていて走った距離やラップタイムなどを自動的に記憶してくれる優れもの。今回は、私自身の1kmごとのタイムを記憶させながら、この時計の性能を試してみた結果を報告しようと思う。

 参加したのはハーフマラソンなので、距離は「21.0975km」。実際に私が走る距離は、スタートラインにたどり着くまでの間もあって、これよりも少し長くなるが、今回は時計の性能を試すために、スタートライン上に到達したところで時計のスタートボタンを押した。

 その結果、GPS内蔵時計によるスタートからゴールまでの計測距離は「21.22km」で、実際の距離とは、約120mほどの差であった。

 また、時計は内蔵のGPSで計測した1kmごとに音が鳴るように設定し、1kmの間にかかった時間(ラップタイム)を記録した。コースにも1kmごとに看板があったので、音が鳴ったときに看板が近くに見えるかどうかと確認しながら走っていった。

 実際に確認してみると、給水でペースが乱れる前までは看板のすぐ横で音が鳴っていた。約5kmごとに給水地点があるが、そこでペースが乱れると、次のところから数mずつ手前で音が鳴るようになってきた、という感じである。

 時計による計測距離がちょっと長く出てきたのは、このような事情もあるのかもしれない。そう考えると、これは思った以上に正確に近い計測ができているようである。

 また、時計に記録された1kmごとのラップタイムは次のとおり。

1: 6分07秒
2: 6分05秒
3: 5分59秒
4: 5分55秒
5: 5分43秒
6: 5分33秒
7: 5分41秒
8: 5分33秒
9: 5分28秒
10: 5分34秒
11: 5分29秒
12: 5分25秒
13: 5分35秒
14: 5分25秒
15: 5分23秒
16: 5分31秒
17: 5分26秒
18: 5分28秒
19: 5分14秒
20: 5分31秒
21: 5分14秒

ゴール: 21.22km
タイム: 1時間58分33秒
平均: 1kmあたり 5分35秒

 いつもは大体1kmあたり6分程度だが、今回は5km地点あたりからペースが上がっていったようである。最後の方は疲れていたので5分14秒から急に5分31秒に落ちているが、最後はまた5分14秒に戻ってラストスパートもそれなりにできたので、まあいいだろう。

 ということで、この時計は結構使えそうである。タイムの方はともかく、距離の計測を自動でしてくれる、というのがいい。また、他にもいろいろな機能があるようなので、もう少し使い方を覚えて、試してみることにしよう。

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2012年2月23日 (木)

もう少し理解を深めたいが...

 これまで、私も新しいものに慣れないと、と考えながらブログにもいろいろと書いている。特にここ2ヶ月くらいは新聞やインターネットのニュースを見ながら、これまで以上に最近の話題について気にしていた。

 今回も文章を書き始めようとしたときには、同じように新しい話題について書こうと考えていた。しかし、実際には、キリがないくらい新しいことがいろいろあって何について書いたらいいかという焦点が定まらない。

 例えば、Apple が今年に入ってからの話題だけでも(これまで取り上げていなかったが)、

・1月20日、新しい電子教科書に対応する「iBook 2」と「iTune U
・2月16日、新Mac OSの「Mountain Lion
・新しい「iPad 3」のうわさ話
・中国での訴訟や工場従業員の待遇の話

などなど、挙げると本当にキリがない。この中では、「iBood 2」「iTune U」の話については「iCloud」の理解をもう少し深めないと、と思いながら結局何もブログに書かずに1ヶ月過ぎてしまい、もう過去のこと、という気がしてしまう。

 あと、最近発表された新OSの「Mountain Lion」については、これまで「iPod touch」と「Mac OS X Lion」の両方を使っていて、アプリやソフトの使い勝手がそれぞれ違うのが少々気になっていたので、新OSではiPod touchやiPad、iPhoneとMacのアプリに統一感を持たせようとしている、という趣旨は理解できた。ただ、「Lion」になって半年たった今でも、それほど多くの機能を使っている訳ではないので、もう少し現OSの「Lion」の理解も深めたい。

 このように、本当はもう少しじっくりと理解を深めながら新しいものに慣れていきたいのだが、ものが新しくなっていくスピードについていこうとする間もなく、次から次へと新しいものが出てくる。去年の夏前から、iPod touchを含め、少しずつ新しいものに慣れていたから何とかなっているものの、もし去年何もしていなかったら、全くついていけず完全に時代遅れの人間になっていたかもしれない。

 半年以上前になるが、ブログにインターネットの情報について思うことを書いたことがある。新聞やニュースの情報はインターネットの情報よりも信憑性は当然高いのだが、新しい情報ばかりを追いかけ続けるのも、少々くたびれるし、何となく浅く触れるだけになってしまうことが多く物足りない気もする。

 そういう意味では、最新の情報を簡単に見るだけでは、インターネットの情報と同様に、何となく中途半端になってしまう。何事もバランスが大事なので、新しいものばかりに目を向けるだけでは結局のところ新しいものを見る目を養うには何かが足りないのかもしれない。

 つい先日も、とあるところで、「時熟を必要とする知が、情報化の波に完全に飲み込まれてしまうかもしれない」という趣旨の話を目にしたが、このような時代の中で私自身も今後どのような知を持って生き抜いていくべきか、少しは考えてみることにしよう。

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2012年1月18日 (水)

最近気になったIT関連の話

 1月も既に半月が過ぎてしまった。あっという間に時間が過ぎていく。今年に入ってからもいろいろと気になることがあるが、書きそびれないうちに、その中から IT 関連の話でこれまでもブログで気になっていたことに関する話題について2つほど書いてみることにした。

<1> 先週、「国際家電ショー(International CES)」がアメリカのラスベガスで開催された。新聞などの報道では、例えば「極薄・高速PC各社投入、アップル端末に照準」とか「アップル包囲網」などという言葉が並び、アップルのiPad、iPhone、Mac Book Airに対抗するための製品の話がたくさん載っている。

 そんなことから、今年の CES について気になったので、インターネット上で検索しながらいろいろな話を読んでみた。その中で私が最も気に入った話は「いたるところでAppleになりたい感が丸見えのCES」という文章である。読んでもらえればわかると思うが、この話の趣旨は「アップルの商品よりもスペックがいいマシンを作っただけではアップルを超えることはできないだろう」といった内容である。

 私もその通りだと思う。多くの企業は、単に商売で儲けたいという気持ちが透けて見えるのも頂けない感じがする。本当は、これだけたくさんのものが競合するところよりも、まだ競合が少ない分野の方が儲けも多い可能性があると思うのだが、こうなってしまうと、結局は様々なものが乱立した挙げ句、小さいところは潰れていき、最終的にアップルを含むいくつかの大きなところのみが生き残る、という経過をたどるに違いない。

<2> 話は変わるが、これも先週(1/13)のニュースで「グーグルが提供している決済サービスで(誤って)顧客の個人情報が開示された」ということがあった。具体的には、ソフト等を購入した顧客の電話番号が、販売業者から閲覧できる状態になっていた、ということのようである。

 去年の8月のブログで「グーグルのプライバシーポリシー」に関することを書いた。その中で私が気になっていたことは、その中の「ユーザーの事前の同意なしに、センシティブな個人情報を共有することはありません」という項目であった。

 また、「グーグルの個人情報の定義」には「個人情報とは、ユーザーから Google に提供される個人を特定できる情報です。具体的には、氏名、メール アドレス、お支払いに関する情報の他、個人情報として Google が関連付けることのできるデータを指します」と書かれている。

 これにはいろいろと曖昧な部分があることを以前ブログで指摘したが、今回のニュースで「お支払いに関する情報のうちの電話番号」は、事前の合意なしには共有できない「センシティブな個人情報」に当たることがわかった。以前ブログで「センシティブな情報」とは何なのかよくわからない、という趣旨のことを書いたが、実際に閲覧出来る情報、出来ない情報というものをきちんと明示してほしい。

 ということで、気になることを2つほど書いてみた。他にも気になることがない訳ではないが、去年からブログでも何度か取り上げたアップルのこととグーグルの個人情報の話が、私にとっては他の話題よりも気になった。

 今後 IT やインターネットがどうなっていくかはわからないが、スマートフォンの普及などにより、環境が劇的に変わる可能性もあるような気がする。折角去年から新しいものに少しずつ慣れてきたところなので、今年は環境の変化に柔軟に対応できるように心がけていくことにしよう。

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2011年10月30日 (日)

「単位」の定義

 原発の事故から半年以上たった。事故が起こった当初は「シーベルト」「ベクレル」などの単位がニュースで出るたびに「単位の由来は何だろう?」「その単位は何を基準に決められたのか?」など、いくつも気になることがあったような気がする。しかし、最近ではこれらの単位が当たり前のようにニュースに出てくるからか、そのような疑問もすっかり忘れてしまっていた。

 それを思い出したのは、書店でいつものようにブラッとしながら本棚を眺めていたときに「単位171の新知識」という講談社ブルーバックスシリーズの本が気になったからである。単位の辞書、いった感じの構成になっている本で、それぞれの単位について軽く説明がついているだけなのだが、ちょっとした空き時間の暇つぶしに丁度いい感じだと思って購入してみた。

 この本によると「ベクレル」も「シーベルト」も人物名にちなんで名付けられた単位なのだそうだ。他にも放射能関連では「キュリー」「レントゲン」「グレイ」などの単位が並んでいるが、これらも人物名がそのまま単位の名前になったものである。ただ、「国際単位系の放射能の単位はベクレルですから、ベクレルを使用する方が望ましいです」と書いてあるので、普段のニュースでも「ベクレル」の単位を使っているのだろう。

 また、この本には、放射能関連のみでなく、様々な事柄の「単位」が載っている。例えば、時間の「秒」の単位。何となく素人考えだと、地球の自転や公転が基準になっているような気がするが、そうではない。国際単位系の「1秒」の定義は、この本によると「セシウム133の原子の基底状態における、2つの超微細構造準位の間の遷移に対する放射周期の、91億9263万1770倍の継続時間」なのだそうだ。

 専門家ではないので何を言っているのかさっぱりわからないが、意外に思ったのが「セシウム」が基準になっているところである。最近、ニュースでよく聞くが、基本的に悪者扱いであまりいいイメージがない。別に「1秒」の基準に使われているからというだけでイメージがよくなる訳ではないが、世の中にある物質は、どんなものでも何らかの意味があって存在している、ということを改めて認識させられる。

 他の身近で重要なものとしては、重さ・質量の「kg」の単位。この定義は「国際キログラム原器の質量」となっている。実際の「国際キログラム原器」は白金90%、イリジウム10%の合金製で、1889年の第1回国際度量衡総会で定められたものなのだそうだ。122年も前に定められたせいもあるかもしれないが、こちらの定義はわかりやすい。

 また、広辞苑によると「白金イリジウム」は「極めて固く、膨張率が小さいので、度量衡原器・万年筆ペン先に用いる」とあるように、少しでも変形すると困るものに使われているもののようである。ただ、この「イリジウム」も放射線を出す物質だったような気もする。

 こうやって「単位」の話を見てみると、意外なことに、これまで結構身近なところで人間はセシウムやイリジウムのような物質を利用していることがわかってしまった。「だから何?」と言われてしまうと何も答えようがないが、このような「単位」の定義が、原発事故の影響を受けたりすることはないのだろうか。

 先日ニュースで、2011年10月21日にパリ郊外で開かれた第24回国際度量衡総会において、122年前の「kg」の定義の見直しを行うことが決まった、という記事をみた。この決定は別に事故とは何の関係もないが、どのような物質が基準になるのか、ということを勝手に気にかけている。

 「単位」の定義が変わったところで世の中が変わる訳ではないのだが、こういうものに21世紀の科学・技術にふさわしい何か新しい変化があるのも悪くないような気がする。

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2011年9月28日 (水)

「iCloud」への期待

 この秋から新しく始まることは何かないか、と考えていたとき、ふとAppleが宣伝している「iCloud」のことを思い出した。「クラウド・コンピューティング」というと、インターネット上にデータを保存して、どこからでも使うことができるようにするシステム、という漠然としたイメージは持っている。

 また、以前 google についてこのブログでも少し書いたように、私も今年に入って多少は使った経験もあるが、特に普段から使っている訳ではなく、何となく利用には一抹の不安もあったりする。

 ただ、この秋にApple が「iCloud」のサービスを開始するのに合わせて、私もMacBookProやiPod touchをもっと活用できればいいと思っている。そこで、多少でも不安が解消すればと思い、いつものように「クラウド・コンピューティング」という言葉を辞書で調べてみることにした。

 まずは広辞苑、と思って探してみたが、どこにも見当たらないようだ。巻末を見ると第六版第一刷の発行は2008年1月11日だが、この段階ではまだ「クラウド・コンピューティング」という言葉は辞書に載る存在ではなかったようである。

 一方、最近新しくなったOxford Advanced Learner's Dictionary 第8版には「cloud computing」という項目があり、次のようになっている。

・a way of using computers in which data and software are stored mainly on a central computer, to which users have access over the internet

直訳すると「インターネットを通じてアクセスする、主にデータやソフトウェアが保存されているコンピュータを利用する形態」という感じ。また、iPod touchのアプリ「大辞林」にも載っている。こちらは、多分アプリにしたときに新しい語として加えられたのだろう。引用すると、

・自分のパソコンやLANサーバーではなく、インターネット上に存在するサーバーを利用してデータ処理する形態。[特定のサーバーにアクセスするのではなく、複数のコンピュータからなる分散・並列型の巨大ネットワークにアクセスするため、システムがブラック・ボックス化するという弊害がある]

ということで、前半部分は英英辞典とほぼ同じ。辞書なので、どれを見ても同じ意味なのは当たり前なのかもしれないが、後半の追記部分も合わせてみても、面白いことが書かかれていないのが少し残念。まあ、最近は「広辞苑の中の数学」のような、「のどか」な雰囲気の記述には抵抗もあるのかもしれない。これも時代の流れなのか。

 しかし、専門的な方に偏るのも考えものだと思う。大辞林の後半部分には専門家が考えていると思われる弊害に関する追記があるが、そもそも、辞書でこの言葉を調べる多くの専門外の人にとって、コンピュータやネットワークのシステムがブラック・ボックス化することは果たして弊害と言えるのか。

 おそらく、この項目を担当した人は何か言いたいことがあったから書いたに違いない。ただ、こういう追記を付けるなら、専門外の人にもわかるように「ブラック・ボックス化によってどんな弊害があるのか」について、もう少し具体的に記述するべきだろう。

 辞書を見ると、つい書いてあることが気になってしまうが、話が本題から離れてしまったので、「クラウド・コンピューティング」に戻そう。結局わかったことは、「最近新たに出現したもの」ということくらいで、具体的な部分はよくわからないままだが、とりあえず「こうなっていてほしい」という私の漠然とした期待を最後に書いておくことにする。

 最初に書いた通り、私自身は何となく「インターネット」を通じてデータをやり取りする部分に一抹の不安がある。ただ Apple は、google などのように無料でユーザーを釣りながら広告や個人情報などで儲ける、という形の商売をする企業ではないので、既存の無料サービスとは少し違ったものになるのではないかと思っている。

 その形がどんなものなのかは、私には今のところよくわからない。特に、セキュリティや個人情報の扱いなどは気になるところだ。クラウド・コンピューティングに限ったことではないが、Apple は中途半端に世の中の流れに追随せず、Macの既存ユーザーを大事にしながら一歩先を目指す、という形が私にとって安心できる形なので、そういう路線を「iCloud」も継承していることを期待したい。また、そうであれば、これまでと同様に新しいものを受け入れることができるような気がする。

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2011年9月12日 (月)

新しいデジカメ

 今年に入って、パソコン(マック)など、いろいろなものをリニューアルして新しいものにしているが、最近また一つリニューアルした。8月に入ってデジカメで撮った写真をブログでよく使っているが、新しくしたものとは、そのデジカメである。

 これまで使っていたものは「オリンパス C-40 ZOOM」という機種。発売は今から10年前の2001年。私が購入したのは2002年か2003年頃だったと思う。400万画素と、今では携帯のカメラよりも劣るが、販売当時は約10万円弱もするものだった。性能や使い勝手に特に不満がなかったことに加えて、昨年までは(デジカメに限らず)新しいもの自体に興味があまりなかったので、約8年から9年もの間使い続けていた。

 ただ、最近動作が少しおかしくなってきて、さすがに買い替える時がきたと思い、先日近くの家電量販店に行き、そのときに最も安かった約8千円程度の「オリンパス VG-110」を購入。約1200万画素で、安いものなので特別な機能は特にない。

Digi_com
(左が「VG-110」右が「C-40 ZOOM」)

 単純に比較すると、10年前の画素数で約3倍のものが1/10以下の値段で買える、ということになるのだが、この差について少し思うところがあったので、今回はデジカメについて書いてみることにした。

 この2つを比べてみて、私の率直な印象は「10年たったのに、こんな程度しか変わってないの?」という気持ちである。まあ、10年前に「(当時は高画質だった)400万画素クラスで世界最小・最軽量」という当時の先端機種と、現在最も安く売られている機種を比較するのは多少無理があるかもしれない。ただ、最も安い機種といっても、顔認識の機能もついているのなど、10年前のものよりも性能は当然いい。

 それが1万円しない値段で買えるのだから、ずいぶん変わったではないか、という考え方もあるかもしれない。確かにそう言われればそうかもしれないが、その「変わった」という感覚が、例えばiPod touchを手に入れたときに感じた「新しいもの」の感覚とは、かけ離れているような気がする。

 また「だったら、何でそんな安い機種を買うのか?」という反論を受けてしまうかもしれない。しかし、正直なところ私自身はカメラ自体に興味がある訳ではない。例えば、撮った写真をフォルダに分けて管理する機能すらなく、本当に写真を撮るだけのものなのに、1万円近くしてしまうのは何となく納得がいかない、というのは言い過ぎだろうか。

 今は携帯電話などについているデジカメ機能でも事足りることが多く、さらにスマートフォンやiPod touchなどはハードウェアだけでなく、今後はソフトウェアの進歩も期待できる。カメラにはカメラ自体の性能の向上や機能の充実も必要かもしれないが、結局は「ものつくり敗戦」の本の話と同じように、「ソフトウェア」がカメラ自体の性能を凌駕して、最終的には専門家やマニア向けの高性能な機種以外はなくなってしまう、という方向へ進んでいるような気がする。

 個人的には、携帯電話に何でもかんでも機能を詰めて一つにすればいい、とは思っていない。そもそも、機能によってニーズはそれぞれ違うはずなのだから一極集中にするのはよくない、というのが私の考え方なので携帯電話とiPod touchを使い分けていたりする。それに、特に携帯電話で困ることもないのに、デジカメを使うために携帯電話の機種を変える、などという選択を私はしたくない。

 こういう考えの人がどの程度いるかは定かではないが、世の中にはいろいろな考えの人がいるのだから、カメラのメーカーの方も低価格のデジカメにも目を向けて、少しは進化させてほしい。

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2011年9月 8日 (木)

結構使える公衆無線LAN

 8月は、少しこれまでと雰囲気を変えて長めの文章を多くしたのだが、前回も書いたように少々くたびれたので、ブログの内容も7月以前の感じに戻していこうと思う。ということで、以前から採り上げている話をしてみることに。今回は公衆無線LAN(WiFi)の話。

 最近、携帯各社がスマートフォンの普及により「携帯の回線がパンク状態」で、パケットの定額制を見直す動きがある、ということが報道されている。その一方で、スマートフォンの通信を無線LAN(WiFi)の拡充の動きも出ていて、docomoやソフトバンクに続いて、auも公衆無線LANのサービスを開始したようである。

 個人的な話になるが、こういう話が出てくる少し前に無線LANについていろいろと調べていて正解だった。7月にブログに書いたように、今は少々不便なのだが、docomoの公衆無線LAN(WiFi)の基地局も、現在の約6,800局から、1年以内に3万局、数年後には約10万局まで拡大する予定、という報道もある。

 今のところWiFiは携帯の回線のパンク状態を軽減するための補完的な位置づけのようである。確かに、携帯の方は全国のほとんど至る所で繋がる一方で、WiFiだけでは不便だということは私も使っていてよくわかる。

 ただ、電話はともかく、メールやその他の(ネット上の)情報は、別に全国どこでも繋がってなくてもそれほど不便なことはなく、近くに繋がる場所があればそれで済むし、さらに事前にわかることであれば調べてから外出すれば済むことがほとんどである。

 docomoだと、地下鉄の駅は繋がるし、コーヒーショップも大丈夫。先月長野の方へ行った際には、ホテルの近くのショッピングモールにあるコーヒーショップで使えたので、(コーヒー代はかかるが)それほど不便は感じなかった。沼津へ行ったときには駅の近くのコーヒーショップでは使えなかったが、滞在時間が数時間だったし、情報は事前にある程度チェックしていったので問題はなかった。

 他には、高速道路のサービスエリア(SA)の無料休憩所(無料でお茶が飲める所)など「FREESPOT」という公衆無線LANサービスが使える。SA以外にも使える場所はたくさんあるが、スマートフォンが普及してきた割には知らない人も結構多いかもしれないので簡単に紹介しよう。

 名前の通り、携帯端末(WiFi対応スマートフォン、iPod touchなど)や無線LANが使えるパソコンを、サービスエリア(SA)の無料休憩所に持っていけば、誰でも無料で使える。使い方は簡単で、iPod touchやiPhoneなら「設定→Wi-Fi」でネットワーク選択のところへいき、「FREESPOT」があったら、そこをタッチすればよい。これで、Safari などが自由に使える。

 ただ、無料で誰でも使えるだけあってセキュリティには気を遣う必要がある。例えば、メールやその他のプライベートなことは暗号化(セキュア)を行うか、あるいは携帯の回線を使う一方、観光や食事の情報、あるいは最新ニュースや交通情報などを見るのは公衆無線LANの回線で、という使い分けが考えられる。

 あと、ついでに注意をすると、セキュリティが心配なので、「FREESPOT」でWiFiを使い終わったらすぐにWiFiのネットワークの設定を削除するべきである。 iPod touchやiPhoneでは「設定→Wi-Fi」でネットワーク選択のところまでいき、「FREESPOT」の右にある「>」を触って画面が変わったあと、「このネットワーク設定を削除」を押せばよい。(削除したあと、また使いたくなっても、すぐに繋がるので心配はない)

 いろいろと気を遣うので、とっても面倒に感じるが、携帯のパケットの多くは必要なメール以外の情報を見るために使っていることが多く、携帯の回線では必要なメールのやり取りだけ、という形に限定すればパケット代も結構節約できるだろう。それに、今後もし本当にパケット定額制がなくなってしまったら、皆がこういう使い方をしなければならなくなるかもしれない。

 繰り返しになるが、そうなる前にWiFiが使えるところをチェックしておいて正解だった。前にブログで書いたときには「新しいものに慣れようとすると、結果的に以前の習慣・感覚で過ごす方がいい、という結論になることが多い」というようなことを書いたが、それでも少しは新しいものの方に向かっていたことがわかって安心した。

 私は、去年まで携帯電話を使ってなかったのでよくわからないが、携帯電話もこれほど便利になったの最近のことで、何年も前は不便なところで使っている人も多かったに違いない。何年も前の携帯電話の利用環境に比べれば、今の公衆無線LANは通信スピードは速いだろうし、思っているよりは結構便利に使えるような気がする。パケット定額制がなくなってしまうような事態に備えて、ちょっと前の不便な頃に戻った気分でWiFiを試してみるのも悪くないと思う。

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