2011年5月11日 (水)

久しぶりの笑顔

 少々ぐずついた天気が続いている。東京の週間天気予報を見ても、今週の金曜日辺りまでは降水確率も比較的高く、まだこのような天気が続きそうである。ただ、今は気分を切り替えて仕事や勉強に気持ちを向けるべき時期であろう。

 また、4月の最初に「普段の生活ペース」の記事を書いたときには、大震災後の自粛ムードの雰囲気がずっと続くのかとちょっと心配していたが、この1カ月の間は計画停電などもなく、実際に普段の生活ペースを取り戻してきたと思う。

 当然、原発事故の収拾のめどがたっていない、などまだまだ問題はたくさんあって、その影響が今後何らかの形で出てくることが予想されるものの、やっと少し落ち着きを取り戻してきたこの5月~6月辺りは、仕事や勉強、あるいは将来へ向けて何かに集中して取り組むことができそうな時期だと感じている。

 そんな中、先日以前の教え子の一人が私のところを訪ねてやってきた。当然、何かの用件があってきた訳であるが、そんなことはさておき、久しぶりの笑顔を見て一安心である。本人に確認したわけではないのだが、用件の話を聞いてみると、もしかしたら3月の大震災がなければもう少し早く行動を起こして私を訪ねてくることができたのかもしれない。ただ、先の事をしっかりと考えて間に合うように行動していれば大丈夫であろう。

 人の成長の過程はさまざまで、それぞれが山あり谷ありの平坦ではない道を歩んでいく。その中で何かを得て、それを糧に今後の自分自身について考える。そうやって自信をつけて「前を向いて頑張っています」という気持ちが、会ってすぐに話をしたときの久しぶりの笑顔に表れていたのが今でも印象に残っている。

 こういうときは、素直にうれしい。これまでの経験やこれから実際にやりたいことなどの話を聞いたが、日本全体が復興に向けて改めて出発しよう、という今の時期に何か新しいことを始める、というのはタイミングとしても悪くないと思う。何かに集中して取り組めるときに、悔いを残さないように全力で前を向いて進んでほしい。

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2011年1月29日 (土)

失敗・成功のことわざ

 「失敗は成功のもと」とは、よく聞く言葉である。ちょっとしたミスや失敗が「重大な事故」などにつながることもある。しかし、それでも「失敗は成功のもと」という言葉は廃れることなく生き続けている。本を読んでいたとき、時が変わっても普遍のこの言葉がちょっと気になり、調べてみることにした。

 この言葉を英語で言うとどうなるのか。「Failure is a stepping stone to success.」「Failure breeds success.」などという言葉がでてきた。こうやってみると、「失敗=成功への足がかり」「失敗=成功を生むもの」といった感じになり、具体的に「失敗は成功のもと」の意味が見えてくる。

 他にも「失敗は成功のもと」を意味する英語の言葉はいろいろあるようだが、個人的にはこの2つが気にいった。例えば、最初の言葉の「"a" stepping stone」に「成功のためには失敗がつきもの」といったニュアンスが感じられることや、2つ目の言葉にある「breed」に、「自らが生み出す」「育む」といった意味があるのがいいのでは、と思う。

 さらに、私なりの解釈を付け加えると、「成功への足がかり=失敗を引きずらずに成功へのステップにする」「成功を生む=成功を生み出す努力をする」といったところだろうか。

 この2つを繋げて「いつまでも失敗を引きずらず、失敗は成功へのステップの1つと考え、成功を生み出す努力をすれば、成功を掴むことができる」という形が「失敗は成功のもと」という言葉の具体的な意味として適していると思う。

 いろいろ考えてみたが、物事の本質を冷静にとらえていて、非常に説得力がある言葉である。本を読んでいるときだけでなく、いつでも思い出せるように心に留めておくことにしよう。

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2010年11月21日 (日)

意欲の傾き(伸び)

 「右肩上がり」という言葉がある。これは、ある状態の時間変化を左から右へ連続的に描いた際、右にいくにしたがって段々高くなっていくこと、すなわち、何かの状態が時間が経つにつれて段々よくなっていくことを表している。例えば、あるモノの売上高が「右肩上がり」のとき、それを折れ線グラフに表すと減ることなく上昇している。
 このようなときに、我々はその折れ線グラフのどの部分を見て「右肩上がり」だと思うのだろうか。グラフの高さを見ている人もいるかもしれないが、私はそうではなく「折れ線の傾き」を見て判断している。実際のグラフの高さ(売上高など)がわからない場合でも、折れ線の傾きが正(プラス)であり続けている、ということさえわかれば、それで「右肩上がり」と判断できるからである。この「実際のグラフの高さがわからない場合」でも「折れ線の傾き」を考えることで物事の状態を判断する、という考え方をいろいろな場面に応用できるといいのでは、と思い、それを実践してみることにした。
 例えば、あることをしたいときに「今、それをやる意欲があるか」ということを確かめたい場合、「意欲」の高低を数値にして表すことができればいいのだが、それはかなり難しそうである。また、意欲がどの程度あるかということは、本当は時と場合によって異なると思うのだが、「意欲があるか?」と問い続けていると、そのようなことはつい忘れてしまい、結局「ある」か「ない」か、という2者択一の問いに変わってしまう、ということが私にはよくある。
 そんなときに「意欲の傾き」がプラスなのかマイナスか、という風に少し考え方を変えてみる。個人差はあるかもしれないが、私はこのように考えると「意欲がある」か「意欲がない」かの2者択一ではなく、冷静に自分自身の意欲について考えることができる、と思っている。何かのために勉強をする際に「意欲があるのか?」と自問自答していると、つい「ある」か「ない」かの2者択一に変わってしまい、「意欲がない」ときには結局何もしないで終わってしまうことがほとんどであったと思う。しかし、それが「今日の傾きはプラスだけどそれほど大きくなさそうだから少し勉強量を減らそう」という風に思うと、減らしたなりに勉強をする気にはなることが多く、ほんの少しではあるが「右肩上がり」の状態は維持できるような気がしている。
 ここまでの話でまとめることもできそうだが、実際にはそう単純ではない。というのは、この考え方を逆にしてみると、何か調子がいいときに「今日は意欲の傾きが大きそうだ」と判断したら勉強量などを増やす必要がある、ということになるのだが、これが難しい。意欲の傾きは大きいのだが、そういうときに限って明日までにやらなければならない仕事がたくさんある、ということもよくあることである。
 そのようなとき、私は「そのときに意欲の傾きが大きいと判断したことは間違えだった」と考えるようにしている。実際、私自身を振り返ってみると「意欲の傾きが大きいときに限って仕事が入る」のではなく、普段大したことをやっていない言い訳として、「意欲の傾きが大きいときに仕事が入った」と考えているにすぎないことがほとんどであったと思う。また、そのような言い訳をしているときに限って、本当に何もないときには「意欲の傾き」などというものを何も考えていなかったりする。
 結局、ふと時間が空いたときに「今日は意欲の傾きが大きいかどうか」ということを冷静に判断することができれば、忙しいときにでも「右肩上がり」状態を維持することができるのではないか、という結論に至った。私自身、まだまだ若輩者でどの程度冷静に判断しているかは定かではない。ただ、この「どの程度冷静に判断しているか」ということも「傾き」の考え方を使って確かめようとするとキリがないので、この辺で今日の話はやめておこうと思う。

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2010年11月20日 (土)

前を向け!

 取り立てて言いたいことがあるわけではない。ただ、何も言わないでいると知らないうちに自分自身の虚像がひとり歩きしてしまうのではないか、ふと疑問に思ったことがブログを始めようと考えた動機である。とりあえず、これまでに見たことや考えたことなどを日記風に書いていき、記事を増やしていくことにする。
 最初は、「前を向け!」というタイトルをつけてみた。横や後ろの物事が少々気になる、あるいは、ふと脇道にそれたくなる、ということはよくあることである。そんなときに「前を向け!」という言葉を向けられると、どう思うだろうか。「ハッ」と我に返って前を向く者、「どうせ自分のことではないだろう」と思いながらも誰に対して言われたかが気になって横や後ろを向く者、別の人に「お前、前を向かなきゃだめだろ」と注意する者など、反応はさまざま考えられる。ただ、前を向くとき、それまで少し乱れてしまった何かを正そうとする意識が自然と働くことは皆に共通していることなのではないかと考えている。
 私は人に何かを注意するときに、(相手によって表現は異なるが)よく「前を向け」「前を向いた方がいいよ」などと言うことがある。何かに集中すべきときに別のことをしている人に対して「それをやめなよ」といっても中々やめないことが多い。そんなときに「前を向け」という言葉はシンプルであるが「今は脇道にそれるときではない」「やるべきことに集中するべき」「何事も前向きにとらえてやっていこう」などというように、その時と場合、あるいは相手によっていろいろな意味を持つ。また、ネガティブな「やめろ」という言葉には反応しない人であっても、ポジティブな「前を向け」という言葉にはきちんと反応をして、結局目の前のことをきちんとやり遂げてしまう、などということもあるのではないかと思う。
 私自身も、やはり「何をするべきか」ということを注意されたときの方が「やってはいけない」と言われるよりもきちんと行動できたのではないかと記憶している。また、注意されないとしても、何か横や後ろが気になったときに、ネガティブに「横を向いてはいけない」と考えていると、結局はつい横を向いてしまうことが多い。しかし、「前を向こう」と意識しているときには横を向くこともなく自然と目の前のことに集中できるものである。実際、これを明日までにやるのは無理だろう、などと思いながらも、そのときに「とにかく前を向いてできるところまでやってみよう」という意識があると、無理だと思っていたことが出来てしまったりして自分でも驚いてしまうこともあったりする。
 そんな魔法の様な「前を向け」という言葉が好きである。

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