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2017年6月 9日 (金)

琵琶湖ハス消滅の調査結果

 前回のブログで、多摩川のアユ遡上数が急激に減少したかもしれない、という話を紹介したが、「急になくなった」というと昨年話題になった琵琶湖のハスの話を思い出す。ということで、昨年の「琵琶湖のハスがなくなった」という話がその後どうなったか調べてみることにした。

 調べてみると、つい最近専門家による調査結果などがまとまった、という報道があったことがわかった。YOMIURI ONLINEに載っていた「琵琶湖のハス消滅、生育環境の再生は「不可能」」というタイトルを見ると「不可能」という言葉が気になる。

 具体的に記事を読んでみると、「ハスが好む湖底の泥の層が減って砂地が増加」「底泥のメタンガス濃度が高まった」などが原因で、「従前の生育環境を再生することは不可能」ということらしい。

 ちなみに、昨年の11月にブログで消滅の原因について取り上げた際には「原因は土壌環境の悪化」「40年以上に渡って湖底にハスの葉や茎が積み重なり、土壌内が酸欠になっていた」としていたが、「土壌環境の悪化」「酸欠」という部分が、今回より具体的に「泥の層が減って砂地が増加」「メタンガス濃度が高まった」と原因が突き止められた形になっている。

 その上で「再生は不可能」と言っているのだから、仕方がないというしかない。地元ではハスの再生を願っているだろうと思うがが、記事の最後に「自然生態系に新たなかく乱を生じないよう、大がかりな現状改変は避けるべきだ」とあるように、ここは自然の摂理に任せるしかなさそうだ。

 ただ、別の記事で、京都新聞のサイトにあった「琵琶湖ハス消滅「復元不可能」 専門家報告書、粘土層が消失」の記事を見ると、最後の方に「生育環境のモニタリング調査など試験的な対策の必要性を指摘した」「今回の調査でより詳細なデータを得た市は「ハス再生に向け、関係機関と対策を検討していきたい」としている」など、以前の状態にするのは不可能としても、何らかの形でハスを復活させる努力を続けていく意向があることが書かれていた。

 ということで、今回は琵琶湖ハス消滅に関する話題になった。前回の多摩川アユの話もそうだが、今回のハスも、ある年に急に増えたり、しばらくすると急に減ったり、ということを繰り返すのが自然なのかもしれないので、自然を壊さないようにしながら焦らず気長に再生・復活の努力を続けてもらいたいと思う。

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