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2017年5月 5日 (金)

メタボの原因

 「知のトップランナー149人の美しいセオリー」の本からずっと数学ぽいネタを探して書いてきたが、そろそろ違う感じのものも見てみようかと思ってパラパラ本をめくったところ、「メタボリックシンドローム」の話が気になったので、今回はメタボのことを少し調べてみた。

 メタボの原因というと、「食事カロリー摂取量の過多(食べ過ぎ)」「運動によるエネルギー消費量の過少(運動不足)」による「エネルギー過剰」が主流の考え方、と言われると、確かにそう思うが、ここにはちょっと違う説が説明されている。

 項目のタイトルには「メタボリックシンドローム:有毒な世界への細胞エネルギーの適応」と書いてあった。

 内容は、まず主流の考え方に対する疑問からはじまる。例えば、超低脂肪食・断食などでメタボの症状が悪化することがあるらしい。調べてみると、アメリカ国立医学図書館・国立衛生研究所のホームページに、「Very-low-fat diets may be associated with increased risk of metabolic syndrome in the adult population」というタイトルの研究成果が載っていた。

 「Very-low-fat diets(超低脂肪ダイエット)」がメタボのリスク上昇に関連しているかもしれない、ということで、脂肪が過剰に少なすぎるのはよくないと警告している。

 そんなこともあってか、主流の考え方(エネルギー過剰説)とは違った原因があるのではないか、という議論があるようだ。その中で、この本で紹介されている考え方は「(メタボの)諸症状は、エネルギー欠乏への適応的反応とは考えられないだろうか?(エネルギー欠乏説)」というもの。

 「以前の世代がエネルギー不足(飢餓)を経験した集団では、肥満とメタボリックシンドロームが増加」という話は聞いたことがあるし、「現代の食生活の変化の多くはエネルギー生産を阻害する(低栄養・低抗酸化物質・高酸化物質の似非食品・不規則な食生活)」と言われると、確かに不健康な食生活だと必要なエネルギーが得られない=エネルギー欠乏、ということがメタボの原因になっているような気になってくる。

 他にも「環境中の酸化ストレスの増加(金属および重金属・ホルムアルデヒドを含む家具や衣類・石油化学製品・空気中および水中の汚染物質・食品の合成添加物など)」が「ミトコンドリアの機能不全を引き起こす」ことでメタボの諸症状が促進されてしまうことも「エネルギー欠乏説」だと納得できるようだ。

 まあ、いずれにしても現代の食生活や環境がメタボを引き起こしている、という点は「エネルギー過剰説」「エネルギー欠乏説」で共通する点だから、結局は現代の環境のなかでいかにバランス良く生活していくか、ということが重要、という結論はどの説でも変わらない感じがする。

 ということで、今回はメタボの話題をネタにしてみた。去年の5月5日はガン検診の話題を書いたが、今年もゴールデンウィークは、どちらかというとメジャーな話題をネタにした感じになった。

 そろそろこの本からのネタは今回で終わりにして、次は違うところからの話題にしてみようかと思う。

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