南極の巨大氷塊が分離へ
先週末、久しぶりに南極のニュースがあった。AFPBBのサイトを見ると、1月7日に「南極で巨大氷塊が分離へ 海面上昇の恐れ」という話が出ていた。
記事によると「南極のラーセンC(Larsen C)棚氷から近く、米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)島の100倍近い面積を持つ巨大な氷塊が分離する見込みだ」と書かれていた。
実際には、これまでも分離しつつあったが、最近急に亀裂が広がったらしい。記事には「昨年12月末になって突然、亀裂の長さが18キロメートル伸びた」「亀裂の幅も2011年には50メートルだったものが、現在では500メートルまで拡張」とも書かれているから、もう分離するのは時間の問題のようだ。
急に広がった亀裂の写真ではないが、NASAの画像はパブリックドメイン扱いなので、とりあえずNASAのページにあった11月10日当時の写真を貼り付けておこう。
NASAのページを見ると、この写真の時は亀裂の幅は約100メートルほどだったそうだ。
記事の最後には「氷塊が今後数か月以内に完全に分離する見込み」「今までに分離が記録された氷塊の中でも上位10位以内に入る大きさになる」とも書かれていたので、これから何らかの影響が出るかもしれない。
ということで、今回は南極からのニュースを紹介した。ちなみに、毎年この時期に書いていた、南極観測船「しらせ」の昭和基地接岸については、国立極地研究所のページで「航路上の氷厚は比較的薄く」「接岸を果たした」と書かれていた。
そんなこともあって、今年は別のニュースをメインにブログに書いてみたが、また何か気になるニュースがあったら紹介しよう。
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