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2016年11月26日 (土)

南極の氷河が薄くなっている

 今回は久しぶりに南極の氷の話。南極の氷の話というと、ブログでも「南極の氷が増えている?(2015年11月22日)」とか「南極の氷が無くなる!?(2014年5月16日)」など、増えてるとか減ってるとかいろんな説が代わる代わる出てくるので、まず今回はどっちの話なのか気になるところだ。

 で、AFPのサイトに載っていた10月26日掲載のニュースのタイトルは「南極の氷河、予想以上に急速に減少」ということで、減っている方の話らしい。これまでのパターンだと、減っている話は、大抵南極の西にあるアムンゼン海周辺の話題だったが、今回も同様の場所での観測結果のニュースだった。

 似たようなニュースを度々見ていると、素人の私でもそれなりに理解が深まっていく感じがするが、今回の観測結果は、約2年半前の「南極の氷が無くなる!?(2014年5月16日)」で「南極大陸の一部の氷河について、温暖化の影響で、すでに氷河そのものが失われるのを防ぐことができない状態になっている」と話していた氷河の中の一つ「スミス氷河(下の画像の中で右から2番目の矢印の氷河)」の話のようだ。

Antarctica_screen_grab1_2

 貼り付けた画像は2年半前に参照したNASAのニュースの中にあったもの。ということは、今回の「予想以上に急速に減少」という話は、単に「急速に」というだけの話ではなく、2年半前の「すでに氷河そのものが失われるのを防ぐことができない状態」からさらに「急速に」という話だと理解する必要がありそうだ。

 ちなみに、2年半前の話は「氷河が痩せている」ということで、氷河の(上から平面的に見た)面積が減少している話だったが、今回掲載されたニュース記事を読むと「2002~2009年の期間に年間最大70メートル薄くなった」と書かれていたから、今回は面積ではなく「厚さ」に関する話題だということも理解できた。

 確かに、「平面的な面積の減少が抑えられない」とわかったら、次は「厚さの方はどうなのか?」ということが気になるのは自然な成り行きだと思う。それを2年以上かけて観測結果を整理しながら研究した成果が今回のニュースで発表された内容のようだ。

 ということで、今回は久しぶりに南極の氷に関するニュースを一つ紹介してみた。次は「実は別の場所では増えている?!」なんていう研究成果が出てくるかもしれないが、いろんな角度から様々な意見が出てくる研究は何となく面白そうだし、また話題を見かけたらブログで取り上げていこう。

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