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2016年10月17日 (月)

リーディングスキルテスト

 9日ほど前になるが、朝日新聞の教育欄のページに「国立情報学研究所・教育企業 新研究所設立へ」と書かれた記事があった。ちょっと眺めてみると「AI・人工知能」「ロボットは東大に入れるか プロジェクト」など、少し気になる単語が混じってたこともあって、ブログネタにちょうどいいかと思って少し調べてみることにした。

 とりあえず、国立情報学研究所(NII)のサイトと見てみたら、2016年7月26日掲載と3ヶ月近く前のニュースになるが「文章を正確に読む力を科学的に測るテストを開発/産学連携で「読解力」向上を目指す研究を加速」という記事の中に「欠けた部分を補う教育方法を考案して子どもたちの読解力を高め、日本の教育の質的向上に取り組むため、教育に関わる企業・団体などと共同で産学連携の「教育のための科学研究所」準備協議会をこのほど設置しました」と書かれていた。

 研究所設立のきっかけとなったのは、「ロボットは東大に入れるか プロジェクト」の一環として開発された、「リーディングスキルテスト」という基本的な文章の読解力を科学的に診断するシステムを使って中学生・高校生の読解力を調べた結果、思いのほか結果が悪かった、ということだったらしい

 この、リーディングスキルテスト、NIIのサイトの説明では、「出題文は主として検定済みの中学、高校の教科書から」とされていて、中学生・高校生向けに書かれた文章の理解度を測るもののようだ。

 具体的な問題例もある。例えば

文章:
「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている。」
問:
オセアニアに広がっているのは(   )である。
A. ヒンドゥー教
B. キリスト教
C. イスラム教
D. 仏教

というような形で出題され、(   )内に入るものをAからDまでの4択で選ぶ。この場合「B」が正解。

 「こんなの読めばわかるじゃないか」とか「当たり前じゃないか」と思った方々は、一度NIIのサイトでこの問題例と結果を見てみることをお勧めしたい。結果を見てみると実際には思ったほど正答率がよくない。(2割から3割近い人が「D」と答えていたりする。)

 他にも、「教科書の文章」を出題しているため、化学や数学の文章も同様の形式で出題されている。化学や数学の文章だと、大人でも間違える人が結構いるのではないかという気もする。

 読解力のテストというと、PISAの調査とか、全国学力テストなどはブログでも何度か紹介したことがあるが、リーディングスキルテストは、これらとは違った趣のテストのようだ。

 ということで、今回は新聞記事を見て気になったリーディングスキルテストについて簡単に調べてみた。正直なところ、全国学力テストなどは去年までは毎年ブログでネタにしていたが、最近あまり代わり映えしない感じがしたので今年は取り上げていなかった。一方で、このリーディングスキルテストや新たに設立された研究所はなんとなく気になったので、今後何か成果が出たら、またブログに取り上げてみたい気がする。

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