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2015年11月17日 (火)

アメリカにも大学入試に取り組む人工知能(AI)

 一昨年、昨年と「「東ロボくん」模試に挑戦(2013年12月6日)」「質問応答システム(2014年11月7日)」で東大受験を目指す「東ロボくん」についてブログにとりあげてみた。

 今年は、先週後半のフランスで痛ましい事件の陰に隠れてしまったが、小さい見出しで「「東ロボくん」偏差値上昇57.8 東大目指す人工知能」という記事が11月14日に載っていた。

 それによると、今年の東ロボくんは、大学センター試験模試で昨年から偏差値を10以上も上げ、模試を受験して3年目で初めて全国平均を上まわったそうだ。

 なんでも、「苦手だった数学の数列や統計の問題を解く仕組みを新たに開発」で、数学も好成績を収めたそうだが、物理などは苦手なようだ。

 また、今年から東大2次試験を想定した「東大入試実戦模試」も受験したそうだが、論述問題では「知識を詰め込んだだけの受験生が書く答案」と厳しい評価をされたらしい。まあコンピュータだし、それも仕方ないとは思うが、合格を目指すなら、さらなる改良が必要かもしれない。

 ところで、こう言った大学入試をコンピュータに解かせる、といったプロジェクトは日本だけだと思っていたが、調べてみたらアメリカでも似たようなことをやっている人たちがいるらしい。

 例えば、ワシントンポスト紙のサイトには「Software Is Smart Enough for SAT, but Still Far From Intelligent」という記事が9月22日に掲載されていた。

 直訳すると「ソフトウェアはSATができるくらい賢いが、まだインテリジェンス(聡明さ)からは程遠い」といった感じになるだろうか。

 「SAT」というのは、アメリカで行われている「大学進学適性試験」のこと。日本のセンター試験と違って何回も受けることができるが、アメリカの大学進学のために必要な試験の一つである。

 その「SAT」の問題をコンピュータに解かせた、という話が書かれている。名前は「GeoS」。こちらの方は、大学入試に特化させたものではなく、中学・高校レベルの幾何の問題を解かせるためのプログラムのようだ。

 このプログラムを紹介したサイトには「問題解答のデモ」があって、中学数学の図形の問題で5択の解答から正解を一つ選ぶ形式だが、問題文をコンピュータが解析して、正解を見つけ出す様子を見ることができる。

 正直なところ、これを見たからといってどんな風に解いてるのかさっぱりわからないが、人間を頼らずにコンピュータ自身によって解答を導いている、ということはわかるようにはなっている。

 ということで、日本の「東ロボくん」とアメリカの「GeoS」が大学入試のための問題を解いた、という話題を紹介してみた。

 まあ、アメリカの方は日本で言えば中学レベルの図形の問題だし、今度試しに日本の「東ロボくん」にアメリカの「SAT」の問題を解かせてみるのも面白いかもしれない。「東ロボくん」まだ英語はあまり得意ではないようだが、英語が得意になったら是非挑戦してみてほしい。

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