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2015年9月 8日 (火)

平成27年学力テスト結果公表

 先月後半、今年の全国学力テスト(平成27年度全国学力・学習状況調査)の結果が公表された。毎年ブログでも取り上げているので、今年も小学算数・中学数学の結果を見てみることにした。

 まず、全体の平均正答率は次の通りになっていた。

小学算数 A: 75.3% (昨年: 78.2%)
小学算数 B: 45.2% (昨年: 58.4%)
中学数学 A: 65.0% (昨年: 67.9%)
中学数学 B: 42.4% (昨年: 60.5%)

 昨年よりも正答率が下がっているが、特にBの方の低下率が目立っている。Bは、主に「活用」に関する問題が出題されることになっていて、オーソドックスな数学センスを問うような証明・説明を求める問題もあるが、中にはちょっとした盲点をつくような問題もあったりする。

 例えば、小学算数Bの設問2(2)の

「20%増量して480mLで売られていたの増量前の量は何mL?」

では、

(正答:13.4%)480÷1.2=400mL○
(誤答:27.6%)480×0.8=384ml×

と、ちょっとした勘違いで正答率が非常に低くなってしまったようだ。

実際、小学算数Bは全部で13問だから、仮に全員が1問多く間違えると正答率が1/13=約7.7%低下するので、正答率は設問の内容に大きく作用される、といった点にも注意する必要があるかもしれない。

 あと、都道府県別の「上位の3都道府県」と「下位の3都道府県」の平均の差の分析もしていた。大きなお世話、ということもあるかもしれないが、報告では「下位の成績が全国平均に近づく状況が見られ、学力の底上げが図られている」と書かれていた。

 確かに、下位の方は頑張っていると思う。ただ、個人的には「何故上位の方の分析をしないのか」ということが気になる。

 実際、下位の3都道府県とされているところは確実に上がっているが、上位の3都道府県とされたところは横ばいか下がっているグラフばかり。上位の方にも課題があるはずなのだから、下位の話題をするのなら、上位の方の課題や問題点についてもきちんと触れるべきではないか、と思うのは私だけだろうか。

 ということで、毎年ブログに書いている、今回は全国学力テスト(平成27年度全国学力・学習状況調査)の結果を今年も取り上げてみた。

 ただ、今年は個々の問題にはあまり触れなかった。というのも、今年は「せんざいの量」の問題以外は、昨年までに指摘されていた課題が「依然として残っている」か「改善の状況が見られた」かのどちらかの報告ばかりだったので、あえてブログに書くことはないか、と感じてしまったからだ。

 これまで毎年ブログで全国学力テストについて書いてきたが、何となく来年は取り上げなくてもいいかな、という気になってきた。

 来年は、もう少し面白そうな話題を見つけることにしよう。

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