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2015年5月 6日 (水)

平成27年全国学力テスト

 もう10日以上前になってしまったが、今年の全国学力テスト(平成27年度全国学力・学習状況調査)が行われた。毎年ブログでも取り上げているので、今年も算数・数学の問題を見てみることにした。

 今年の問題は、オーソドックスというか、普通のテスト、というおもむきで、基本的な学力や知識とその応用力を普通に問う形のものが多かったような気がする。

 また、子ども達の学力の状況を見る、という意味の問題がメインであるには違いないが、今年の場合は、例えば平行四辺形の性質を問う問題がやたらと多かった。中学数学の証明問題の他、小学算数でも平行四辺形の性質を使って説明させる問題が出題されていた。

 他にもいろんな知識を問う問題が考えられると思うが、小学・中学両方に答えさせて、全体的な理解度を把握するために「今年は平行四辺形に集中して問題を作る」という感じになったのかもしれない。

 また、中学数学では数学Aと数学Bの両方に「連続する3つの整数の和は、中央の整数の3倍になる」ということを文字を使って説明させる問題があった。両方にほぼ同様の問題がしつこく出題されるということは、今回はこういう「文字を使った説明」に関する中学生の習熟度を見極めたい、という意図も感じられる気がする。

 他には、例えば中学数学Aには「 y が x の関数でないものはどれ?」という選択問題があったが、この問題は「関数」の意味がわかってないと答えがわからない。ただ、4択の問題なので、勘で答えた人が多かったのではないか、という気もする。

 実際、選択肢の中では「 x 歳の人の身長は y cm である」が正解で、この y は x の関数でないのだが、中学生の中で何故これが関数でないか数学的にきちんと説明できる人はいるだろうか?(ちなみに、「y が x の式で書けないから」という説明では数学的な説明とは言えないだろう。)

 小学算数も、算数の知識を使って説明を求められる問題が多い。特に、算数Bの四捨五入・切捨て・切上げを使ったおおよその計算の問題は「実際の数字を足し算せず、大まかな数字の足し算を使って物事を考える」という話で、当然小学算数の範囲の話だが、小学生には難しめかもしれない。

 実際、小学生に限った事ではないが、普通足し算というと「等式」(計算した結果が答えや現実と同じかどうか)で行う場合が多いから、この問題のように四捨五入・切捨て・切上げをした(元の数字と等しくない)数字を足し算して「不等式」(計算した結果が答えや現実より大きいか小さいか)の考え方を使う、というのは、それなりに算数や数学のセンスが必要だと思う。

 ということで、今回は今年の学力テストの問題について書いてみた。数年前と比べて、去年や今年はオーソドックスに算数・数学の知識やセンスが問われる問題が多い印象を受ける。

 要は、まずは「きちんと勉強しているか」続いて「勉強した知識が身に付いているか」そして「身につけた知識を数学の中で応用することができるか」ということがしっかり出来る小学生・中学生は高得点が取れる、という感じである。

 また8月くらいに学力テストの集計結果などが公表されると思うので、またそのときにブログに取り上げようかと思う。

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