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2014年6月

2014年6月30日 (月)

南極まつわる最近の話題

 この前、久しぶりに南極に関わるニュースを見つけた。まあ、こういったニュースは、本当にたまにしかなかったりするのだが、それでも5月・6月とにいくつかあったりした。そこで、今回は5月と6月に見つけた南極関するニュースを2つほど簡単に紹介したい。

(1)
先月、AFPBBのニュースになるが「南極海に吹く風、過去1000年で最も強く 豪研究」というニュースがあった。何でも、今年は南極海に過去1000年で最大級の強風が吹いているらしい。オーストラリアでの研究らしく、記事によると、その結果「南極での気温低下とオーストラリアでの干ばつも増加している」と書かれている。

 もともと、南極海周辺の海域は「吠える40度(Roaring Forties)」と呼ばれているそうで、地球上で最大級の波がうねり、最強クラスの強風が吹くことで知られる地域のようだが、記事によると、大気中の二酸化炭素濃度が上昇すると風力が増し、特にここ70年でとりわけ顕著に風力の増大がみられるそうだ。

 また、南極海周辺で強風が吹くと、風が南極海上空で循環するようになるため、普通であればオーストラリア上空にもたらされるはずの寒気を南極海周辺に閉じ込めてしまうため、その結果としてオーストラリアで雨が減る、ということもあるらしい。

 日本では、最近異常にも思えるように雨やヒョウが降ってくる感じだが、この理由が寒気が日本上空に入り込んでくるからだ、ということが言われている。オーストラリアでは、その逆の現象が起こっていて、寒気が入り込んでこないから雨が降らない、という理屈なのかもしれない。

(2)
次のニュースは、6月に報道された「南極:日本が新基地計画 温暖化予測に活用」という話題。何と、日本が南極に新しい基地設置を計画しているらしい。

 現在、南極にある日本の基地には

昭和基地
みずほ基地
あすか基地
ドームふじ基地

がある。気象庁ホームページに、位置を示した画像があったので、ブログに載せておくことにする。

Japanese_base

 (ちなみに、気象庁ホームページにある著作権等について書かれているところを見ると、画像の著作権は気象庁にありますが、転載等は認められているようです。)

 実は、内陸部にあるドームふじ基地では、すでに2006年の段階で約72万年前の氷柱の掘削に成功しているそうで、今回の計画では、さらに内陸部に基地を新設し、100万年前の氷の掘削に挑戦するそうだ。

 また、新設予定の基地について「2020年代前半の完成を目指し、新基地では、人類が手にしたことのない約100万年前の最古の大気を閉じ込めた氷を掘り出して、過去の気候変動の解明と将来予測に役立てる」と記事に書かれていた。

 「最古の氷から地球の営みを知り、温暖化予測に役立てたい」という国立極地研究所所長のコメントもあり、100万年前の氷の内部に隠されている当時の大気成分などを調べると、過去の地球温暖化の様子等がわかるかもしれない、ということのようだ。

 ということで、今回は、南極に関する話題を2つほど紹介した。ともに、南極だけでなく地球規模の気候に関連する話でもあって興味深い。また、見つけたらブログに紹介していこうと思う。

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2014年6月25日 (水)

オオカミも「目は口ほどにものを言う」?

 目は口ほどにものを言う、という諺があるが、先日新聞に「オオカミ:見つめてコミュニケーション」という記事があった。

 京都大学の野生動物研究センターというところによる研究成果らしい。記事を読むと、イヌ科の動物25種類を目の濃淡がハッキリしているかどうかで分類し、オオカミなどの目の濃淡が際立っているものは、群れで協力して狩りをする種類が多く、仲間をじっと見つめる凝視行動が長かった、ということが書かれている。

 そんな分析から、研究チームは「視線がわかりやすい動物ほど、仲間との視線を使ったコミュニケーションに関係している可能性が高い」と結論付けているらしい。

 何だか、目の濃淡が際立っている、群れで協力して狩りをする、仲間をじっと見つめる凝視行動が長かった、ということだけで「視線を使ったコミュニケーションの関係している可能性が高い」というのは、少々わかりにくい感じがする。

 そこで、もう少し詳しく調べてみようと検索してみると、京都大学のサイトにこの話題が載っているのを見つけた。しかしながら、そこを見ても、新聞記事の内容と大差ない感じの話しか載っていない。ちなみに、論文もネットで見れるようだ。

 他に調べてみても、例えば、Wikipediaのオオカミのコミュニケーションに関する記述には「オオカミはボディランゲージ、表情、吠え声などで群れの内外とコミュニケーションを取る」としか書かれていなかった。

 ということは、これまでオオカミが「目・視線」を使ったコミュニケーションをしているかどうかについてよくわかっていなかった、ということなのだろう。だから、この研究は、そんなところに注目して、具体的に「凝視行動の時間」を測って検証した、ということが斬新だった、と言えるのかもしれない。

 ただ、この研究では、あくまで「可能性」を指摘しただけで、実際にそうなのかどうかを調べるのは非常に難しい気がする。これは人間に関する話でも同様なようで、例えば、ネットでついでに調べていて出てきたもののなかに「説得行動における非言語コミュニケーションの効果」という研究の話があった。

 結構古い研究なのだが、人間に何かを説得をするのに「目を見ながら話す凝視」「説得者の姿勢」や「被説得者との位置関係」がどのように影響するかについて調べているが、実際にはこれらの非言語コミュニケーションが「説得力」に影響しているかどうか明確にはわからなかったようである。

 オオカミのコミュニケーションの対する検証はさらに難しそうな予感がするが、研究が進むと、前回のラットの後悔の話のように面白い成果がいろいろ得られるかもしれない。

 ということで、今回は新聞に載っていたオオカミのコミュニケーションに関する記事を紹介した。前回のラットの話や今回の話のように、動物が人間と同じような感覚を持っている、という話は面白そうだ。また、何かあったらブログでとりあげていこう。

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2014年6月20日 (金)

ラットが「後悔の念」?

 10日くらい前になるだろうか。インターネットに「ラットも誤った選択を後悔する?」という記事があった。

 なんでも、人間と同じようにラットにも後悔の念がある、という話らしい。「へぇー、そうなの」という感じにもなるが、よくよく考えてみると、そもそも後悔してるかどうかということをどうやって判断するのだろうか。

 何だか気になったので、今回はこの話について少し調べてみることにした。

 この記事は、ナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)のサイトにあったニュースで、「ミネソタ大学の神経科学者デイビッド・レディッシュ(David Redish)氏が同僚アダム・スタイナー(Adam Steiner)氏と行った実験の結果、後悔を示す行動や神経活動がラットに見られたという」と書かれている。

 実験では、まず、3つのハシゴの先に、バナナ、チェリー、またはチョコレート風味の食物、残る1つのハシゴの先には風味のない食物が置かれている計4つのハシゴを用意する。

 ラットはこのどれかを選んで食物を食べるのだが、ハシゴに乗ると音が鳴り、食物を受け取るまで一定の時間(1~45秒)待たされることになっている。(待たされる時間は音の高さでわかるようにしている。)

 そこで、ラットは、決められた時間だけそこで待って食物を得るか、それとも別のハシゴに移るかの選択に迫られる、というのが実験の内容である。

 この記事によると「一つ目のハシゴを見送って次のはしごに移ったラットは、時に待ち時間がさらに長いことを知る。すると、ラットは通り過ぎてしまったハシゴを振り返り、ニューロンが一つ目の選択肢に特異的な活動パターンを示した」と書かれていた。

 要するに、最初のハシゴで待たされるのを嫌って別のハシゴに来たにも関わらず、実は最初のハシゴよりもさらに待たせれてしまうことが後からわかって、選択を誤ったことを自覚して最初のハシゴのことを思い出して振り返っている、ということのようだ。

 この実験をしたレディッシュ氏は「これが後悔だ」と結論付けているそうだ。そう結論付けるために注目したものが「眼窩前頭皮質」と「腹側線条体」と呼ばれるものらしい。

 何だか、難しそうな単語だが、Wikipediaによると眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)について「脳にある連合皮質の領域の一部で、意思決定などの認知処理に関わっている」と書かれている。

 もう一つの腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)の方は、Wikipediaを見てもよくわからなかったのだが、線条体(せんじょうたい)の方には「運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の神経過程にも関わると考えられている」書かれている。

 Wikipediaでは大雑把な情報しか得られなかったが、意思決定などの際に脳のこれらの部分が活性化して神経細胞(ニューロン)の活動に影響を及ぼしている部分らしい。そこで、ラットのこれらのニューロン活動を調べた結果、選択を誤ったと自覚した際に示した「特異的な活動パターン」=「後悔の念」と結論付けた、ということのようだ。

 ということで、今回は、何だかわかったようなわからないような、難しい感じの話になってしまったが、脳に関する話は、ラットでも人間でも似たような反応を示しているところが面白い。

 それに、人間だと、「後悔の念」というと、いろいろ考えすぎてしまうことが多いかもしれないが、「ニューロン活動」によりおきることだと考えると、「考えすぎても仕方がない」と思えるようになるかもしれない。

 また、Wikipediaによると、先に紹介した「眼窩前頭皮質」というのは「ヒトの脳の中でも最も理解が進んでいない領域である」と書かれている。科学的にもよくわかっていないのだから、結局いろいろ考えたところでどうにかなるものでもない、とあきらめもつく気がする。

 だから、そんなときには、プラス思考で次の行動について考えたりしながら、後悔の念の解消に努めるのがいいのだろう。

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2014年6月15日 (日)

今年のアユは?

 昨年(2013年)、一昨年(2012年)と2年続けてこの時期に多摩川のアユ遡上数の調査に関する話をブログに書いた。(「多摩川のアユの数」「今年の多摩川アユ推定遡上数は?」「世界人口とアユ推定遡上数」)

 今年も同じように多摩川のアユ遡上数の調査結果がまとまったようで、おとといの東京新聞に「多摩川へのアユ遡上541万尾4年連続500万尾超」という記事が載っていたが、今年も昨年までと同様に多くのアユが多摩川を遡上していったようだ。

 調査の方法については昨年ブログで詳しく書いてみたが、今年も同様で、多摩川河口から11km地点に定置網を設置し、3月中旬から5月31日までに定置網にかかったアユの数を数えたものに、「入網率(5.4%)」という、アユが網にかかる率を割ったものを「(推定)アユ遡上数」として公表している。

 今年の場合、定置網にかかったアユの総数が292,075尾だったことから、

292,075÷0.054=5408796.2962962

ということから、千の位を四捨五入して「約541万」という数字を割り出している。

昨年や一昨年と比べると少ないものの、ここ数年の増加傾向を維持している、という結果になったようだ。

 ということで、アユ遡上数の調査は無難に終わったようなのだが、別の新聞に少々気になる話が書かれていた。

 というのは、ちょうどこの時期に合わせて、昨日の朝日新聞の天声人語に「小型化するアユ」の話があったが、そこに「近年は釣り人や漁師さんから「小さくなった」という声が相次いでいるようだ」と書かれていた。

 何でも温暖化の影響があるらしい。そこで、もう少しネットで検索してみると、同じく朝日新聞で6月1日に「アユ、温暖化で小型に? 産卵遅くなり海で成長しきれず」という記事が載っていたようだ。

 その記事によると「温暖化による川の水温上昇で産卵期が遅れ、海で成長しきれないまま遡上(そじょう)するアユが増えているようだ」と書かれていた。秋に産卵を行うそうなのだが、具体的には、Wikipediaのアユの項目に、「最高水温が20℃を下回る頃に始まり、最高水温が16℃を下回る頃に終了する」書かれている。

 産卵は、河口付近で行われるそうで、その後にふ化した稚魚は河口付近の海で成長するのだが、遡上する時期は必ず4月から5月と決まってるらしく、産卵時期が遅くなった分だけ成長する期間が短くなる、というのが小型化の理由のらしい。

 確かに、最近は夏が異常に暑い年が続いている感じだから、説得力がある感じだ。ちなみに、今年は冷夏が予想されているようだ。例えば、6月9日の毎日新聞には「エルニーニョ予想:冷夏警戒」という記事が載っている。

 もし、この予報が当たったら、もしかしたら来年は今年よりもひとまわり大きなアユが遡上していくことになるかもしれない。そうしたら、遡上数にも微妙に影響を及ぼす可能性もある。

 また、来年のこの時期にアユの遡上数の話をブログに取り上げるときにどうなっているのか、今から楽しみである。

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2014年6月10日 (火)

看板が水不足解消?

 この前、ブログで「からしど土壌浄化」に関する話を紹介したが、今回は水や大気に関する記事を紹介したい。

 先月の後半になるが、WIRED.jpのサイトに「ペルーの広告看板、水と空気を浄化する」という記事があった。

 それによると、「ペルーの首都リマでは、ペルー工科大学(UTEC)が、空気中の水を集める広告看板や、空気を浄化する広告看板を設置した」と書かれていた。何だか、看板が水を集めたり空気を浄化する、というのが斬新な感じだ。

 もう少し詳しく見ると、これは大学が入学者募集のための看板のようなのだが、それに「都市の空気をつかまえて常に高い湿気を集めるフィルター」がついていて、集めた湿気にフィルターを通して有害物質を除去した後、飲料水として市民に提供しているのだそうだ。

 要するに、看板が「大学で学ぶことが有益である証拠を提示している」と感じらしい。また、YouTubeに、この話題の動画(英語)があったので、貼付けておくことにする。

 これを見ると、かなりの量の飲料水が提供されているようだ。砂漠に近く水不足の問題がある中、湿度が98%と非常に高いところに眼を付けて、そこから飲料水を手に入れる、という発想がいいし、この看板を見た子供や若者が、大学で本気で学ぼうという意欲もわいてきそうだ。

 さらに、この話には続きがあり、最近では大気汚染を浄化する濾過装置のある看板の設置をこれから進めるらしい。何でも、設置される看板(濾過装置)は、1,200本の樹木が生えた森林に相当するらしい。

 こちらの方も、動画(英語)がYouTubeに公開されていたので、貼付けておく。

 記事には、リマの大気汚染は「WHOによって示された最大レヴェルを3倍上回っている」と書かれているが、砂漠に近く広い森林が近くになさそうな場所では、大気の浄化のために植物を活用するのが難しいだろうから、飲料水の話と同様、この話も期待出来そうだ。

 ということで、今回はペルーにある変わった看板に関する話題を紹介した。こういった看板を見た若い人たちが、自分も皆に役立つ技術を身につけるために大学で学びたいと考えるようになり、その結果として環境改善がさらに進めば、本当に好循環が生まれてくると思うので、今後に期待したい。

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2014年6月 5日 (木)

ブログ報告(2014年5月)

 今回は、ちょっと6月に入ってしまったが、5月のブログ報告をしたい。

 まず、アクセス状況から。

Blog_access_1405

PV 1,136 日平均: 約32(4月: 約42・3月: 約35)
UU 512 日平均: 約14(4月:約26・3月: 約20)

 4月に比べると少々へって落ち着いてきた感じだが、5月も毎日アクセスがあった。(アクセスした下さった皆様、ありがとうございます。)

 一方、デバイス別の割合は

Blog_device_1405

PC: 30.99%(4月: 50.94%)
iOS: 40.66%(4月: 26.08%)
Android: 24.30%(4月: 20.38%)
ケータイ: 2.73%(4月: 1.73%)
その他: 1.32(4月: 0.87%)

 となっている。今月は、PCの方がかなり減っている。実際の数で見ても

PC: 705 → 352

だから、半減していることがわかる。これは、先月の報告で、4月はちょうど進級・進学のシーズンで『「進級」「進学」の意味』が3位以下を大きく引き離して2位になっていると書いたが、おそらく、このページにアクセスの多くがPCからのものだった、ということなのだろう。

 あと、アクセスランキングは次のようになっている。

Blog_rank_1405

 今回は、『今年はどうも、、、』や『鎌倉散策』など、私自身が散策して写真を紹介したページが上位になった。これも、5月は検索からのアクセスが減ったことが原因だと思う。

 ちなみに、タイトルが出ていないが、2位になっているのは『折り紙・作図など』のカテゴリー、5位は『立体折り紙「その2」』、10位は『立体折り紙「その1」』のページで、こちらの方はおそらく折り紙に関する検索からのアクセスだろう。

 ということで、今回は5月のブログ報告を行った。アクセスの日平均は先月と比べると少々減って入るが、だいたい昨年の10月から11月の時とほぼ同じだから、普通に戻ったということだと思うので、大丈夫だろう。

 今後とも、よろしくお願いします。

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