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2014年2月12日 (水)

受験の際の利用禁止リスト

 今は、受験シーズンの真っただ中。何かと普段とは違う雰囲気、大雪など予期しない天候など、様々なことが重なることがあるかもしれないが、出来るだけ日頃の成果が出せるよう受験生には頑張ってほしいと思う。そんな季節だから、新聞を見ても受験の話が結構載っているのだが、今回はその中で見つけた記事をネタにしてすることにした。

 だいたい2週間ほど前になるが、1月30日の夕刊に「受験 時代を映す「使用禁止」」という見出しの話があった。受験の当日、試験に先だって「○○は使用禁止」などの様々な注意事項に気を使う必要がある。そのときに注意される「使用禁止」のもので、それぞれの時期・時代の受験生を取り巻く環境や気質などが浮かび上がってくる、という内容である。

 例えば、1月に行われる大学入試のセンター試験。1993年までは、試験中に使用禁止だったものは「定規・コンパス・耳栓」の3つだけ。その後、使用禁止リストは徐々に増加と変更が加えられているそうだ。

 1994年は「そろばん・電卓」、1995年は「和歌・格言等が印刷されている鉛筆等」が使用禁止となった。電卓・そろばんはともかく、「和歌・格言等が印刷されている鉛筆等」というのは微妙な感じだ。

 私が受験したのは、そのときよりもずっと前のことだったが、受験の年のお正月に合格祈願した神社で買った鉛筆を受験のときに使っていて、そこには確か合格のための格言等がいろいろ書いてあった記憶がある。

 今でも、神社に行くと売ってるような気がするが、1995年にセンター試験で使用禁止になっていたとは知らなかった。

 その後は、携帯電話などが続く。例えば、「ポケットベルと携帯電話等」の電源を切ってから教室に入る指示が注意事項に加わったのは1997年。ポケットベルはほどなく使われなくなったようだが、2001年にはこれに「PHS等」が加わったようだ。

 そのPHSも次第に使われなくなり2006年にはなくなり、しばらく「携帯電話」だけが続いて、今年から「スマートフォン」が加わったらしい。このあたりは、確かに時期・時代の環境や高校生の気質などを反映しているのだろう。

 実際、受験生が使う可能性があるもののなかから「使用禁止」のものが列挙される訳で、現実には使わなくなってしまったものは改めて「使用禁止」と言うまでもないに違いない。

 また、この他にも、時計として利用できないもの、という話もあるようだ。携帯電話が使えないとなると、どうやって時間を確認するのか、と悩む人もいるかもしれないが、センター試験では「辞書や電卓等の機能があるもの、秒針音がするもの、大型のもの、機能の有無が判別しづらいもの、キッチンタイマー」が使用禁止になっている。

 なんでこんなものまで、というものが含まれている気がするが、新聞には、実際に応接間に置くような巨大な置き時計や設定時間がくると音が鳴るキッチンタイマーを持ち込んだ受験生が複数いたらしい。

 要は、こちらの方も、結局は使おうとする人がいるものの中から使用禁止のリストが作られている感じだ。携帯電話等の話もそうだが、結局「使用禁止リスト」が、その時期・時代の受験生の気質というか考えていることをある意味で反映している、と捉えることができる。

 ということで、今回は受験の際に試験会場で使用禁止になっているものについて書いてみた。まあ、こうやって見てみると、携帯電話等が使用禁止なのは当然だが、時計については、いちいち禁止リストを作るよりも、例えば「センター試験公認時計」とか、「この時計ならいい」というものに限定した方がいいような気もする。

 ただ、こんな余計なことまで気にしなければならないほど世の中に便利なものが溢れているなかで受験生が勉強に励んでいる、というのも、今の時代を反映している感じだ。

 そんな中で、いい結果が得られるよう、余計なことを気にせず勉強に集中して、頑張ってほしいと願っている。

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