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2013年6月

2013年6月29日 (土)

疲れが溜まってきた

 今年に入ってから忙しいとばかりブログに書いていたが、やはり疲れが溜まってきたようだ。さらに悪いことに、今週に入って咳がまた出てきて風邪がぶり返してしまった。そんな感じなのだが、なかなか休みも取れず...、ということで何となく体調がすぐれない日が最近続いている。

 といいながらも、またブログ更新の日が近づいてきたので、いつものようにネタを探していたのだが、自分自身がそうだからか、同じように疲れが溜まっている人の話が何となく目に留まった。ということで、今回はその話をネタにしてみることにした。

 見つけたのは、英文のTIME誌(JUNE 24, 2013)に載っていた記事。このブログでも何度かTIME誌の記事を紹介したことがあるが、今回は「Briefing」というTIME誌の最初の方のページにあった話。この「Briefing」のページには、毎週、要人の発言などが簡単に紹介されているのだが、それら要人の発言の他にも、それらの隙間の部分に、最近の話題に現れる数字にまつわる小ネタがさりげなく書いてある。

 この号には、そんな小ネタの一つに、次のような数字にまつわる話があった。(記事を全文引用します)

222,222,222.22
Amount in euros ($295million) a German bank employee transferred when he fell asleep while pushing the number-2 key.

 要するに「ドイツの銀行の従業員が、(キーボードの)2のキーを押しているときに、ちょっとした眠気がおきてしまった(注意力が散漫になった)ため、222,222,222.22 ユーロ(約2億9500万ドル=約290億円)の送金の指示をしてしまった」ということのようだ。

 多分、この人は疲れが溜まっていて注意力が散漫になってしまったと思う。そのため、「2」を一回だけ押したつもりが、「2」のキーから指を離すタイミングが遅くなり、結果的に「2」を11回も押し続けたと認識されてしまったのかもしれない。

 この話、気になったので、もう少し調べてみると、AFP通信に「ドイツの銀行員、一瞬の居眠りで約290億円の誤取引」と題した記事が見つかった。

 そこには「疲れがたまっていたとみられるドイツの銀行員が、うっかりキーボード上で居眠りしてしまい、本来小額だった取引に約290億円相当の金額を誤入力してしまった」と書かれていた。やっぱり、疲れ溜まっていたことによるミスだったようだ。

 ただ、「直後にこの誤りに気が付き、修正処理を行ったという」とも書かれているので、これだけの大金が送金されることはなかったのがなによりである。

 ということで、今回は、疲れがたまってしまった人が起こしたミスの話であった。私も疲れが溜まってきているので、大きなミスをしないように慎重さを心がけていった方がよさそうだ。

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2013年6月25日 (火)

南極・北極の話題から

 今年に入って何度か南極・北極の海氷についてブログでとりあげたことがある。先週の新聞の中で、それほど目立たない感じの記事だったが、それらに関連するニュースがあったので、今回はその中の2つほどを簡単に紹介しようと思う。

(1)
6月18日の新聞に「南極観測越冬隊を縮小へ」という記事があった。副題には「氷に阻まれ燃料運べず...節約」と書かれている。今年の1月にブログの「極地の海氷」のところで書いたことだが、南極・昭和基地周辺の分厚い氷のため、昨年・今年と基地へ必要な物資を予定通り運ぶことが出来ていない。この新聞記事を読むと、特に燃料不足が深刻なようで、節約が必要となったため今年の越冬隊員は従来よりも6人減らすことになった、ということのようだ。また、「このまま輸送状況が改善しないと、3年後には基地の燃料が尽きる可能性もある。気象や大気の観測が途絶えれば、極めて大きな損失だ」と書かれている。確かにその通りだと思う。節約と輸送状況の改善の工夫を合わせて行って、何とか乗り切ってもらいたい。

(2)
次は北極の氷の話。6月22日の新聞に「北極の海氷面積最小更新見込み」という記事があった。記事によると、東大の研究グループが「(北極の海氷面積が)最小だった昨夏からさらに約5%減る」と予測した、と書かれている。温暖化の影響で氷が溶けやすい状況が続いているようだ。この北極の海氷の話題は、今年4月にブログで「極地の氷の研究成果」の中で取り上げた。そのときの話では「北極海のノルウェー北部バレンツ海の氷が少ないと低気圧がシベリアを避けて日本への寒気の原因となるシベリア高気圧が拡大し、結果として強い寒気が日本へ押し寄せる」ということだった。さらに、付け加えて「今年も海水温が高めなため、次も海氷が小さくなり日本の冬も寒くなる可能性があると指摘している」とも書いた。今回の新聞記事では日本の冬の話までは書かれていなかったが、最小だった昨年からさらに約5%も減るんだから、今度の冬は今年よりもさらに多くの雪が降るのかもしれない。

 ということで、今回は南極と北極に関する話題をまた取り上げてみた。今年に入って、小さい記事ながらも度々取り上げられている、というのも研究が順調に進んでいるから、ということがあるのかもしれない。

 実際、その研究成果のことなどが気になるのだが、やっぱり忙しいところに最近は体調も少々悪く、調べる時間がなかなか取れないため、今回はここまでにしたい。折角今年に入って何度か取り上げている話なので、あまり目立たない記事が多いが、また見つけたらブログで紹介していきたい。

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2013年6月21日 (金)

入試数学難しすぎ?

 新聞の地方版に載っていた話なのだが、6月18日の朝日新聞の埼玉版に「入試数学 難しすぎ?」という記事があった。

 記事によると、埼玉県の公立高校入試では最近数学の平均点が低いらしい。具体的には100点満点中で、今年の数学の平均点は42.4点(全教科の平均は55.1点)、昨年は36.5点であったそうだ。

 さらに、その記事には「正答率が0.4%の問題もある。受験生が手も足も出ない問題は公立校入試としてふさわしいのか」という県議会議員からの疑問に対して、知事が「選抜試験とはいえ、中学生の日々の努力が報われる問題であるべきだ」と答弁した、という話も書いてある。

 また、この傾向は他の県でも見られるようで、長野県では昨年の公立校数学入試で過去最低の平均点を記録し、試験場で泣き出したり体調を崩したりする生徒が続出したらしい。私自身、数学を教える身だからなのか、何とも心が痛む記事である。

 加えて、その新聞記事には難問だったと言われている問題自体が載っていた。せっかく新聞に載っていたので、試しに解いてみることにした。

 その問題は、昨年(平成24年3月実施)の埼玉県公立高校入試・数学の大問3にあたる。問題自体は省略するが、埼玉県立総合教育センターのwebサイトに平成24度の数学の問題があるので、そちらを参照して頂きたい。

 実際に解いてみると、確かに難しいような気がする。具体的に書いてみると、私が考えた解き方では、(1)の問題(aの値を求めよ)を解くために立てた方程式が

2a²-5a+2=0

という形になってしまった。

 さらに、この問題を解くためには、「2a²-5a+2=0」の左辺を因数分解するために「たすきがけ」というテクニックを使って

(2a-1)(a-2)=0

と変形して「a=2」または「a=1/2」としただけでは足りず、加えて問題文の条件をよく読んだ上で「a=1/2」の方だけが問題の条件をみたす(aが2になってしまうと問題の条件をみたさない)ことを確かめなければならない。

 他にも別な解き方があるのかもしれない。ただ、私のような解き方だと、高校数学を勉強してたり、塾などで相当受験問題をこなしていても、正解までたどり着ける人はそれほど多くなさそうな気がする。

 この(1)の正答率は、新聞によると「10.1%」。全受験生のうち1割しか解けなかった。また、次の(2)が新聞記事にある正答率「0.4%」の問題だ。(1)を正解した1割の(おそらく数学が得意な)人の中でも4%しか解けていない。

 まあ、記事にあるように、進学校の先生が「応用問題を課すことで真の学力を見たい」という気持ちもわからなくはない。ただ、こういった問題を出す場合は、よく「誘導問題」などと俗にいわれていると思うが、もう少し最初の設問をやさしめにして、数学が得意な生徒であれば限られた試験時間の中で解法を見つけることができそうな形式にするなどの工夫が必要な気がするが、どうだろう?

 こういうことは、書き出すとキリがない感じになってしまうが、いろいろと忙しく深く考察する時間がなかったので、今回はここまでとしたい。

 入試問題は、やさしくすればいいというものではないだろうが、ほとんど誰も解けない問題では意味がないのでは、と私自身も考えている。まあ、次にこんな話題が新聞に載るのがいつになるかはわからないが、また機会があったら、いろいろと考えてみたい。

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2013年6月17日 (月)

世界人口とアユ推定遡上数

 今月最初(6月1日)のブログに、今年の多摩川アユ推定遡上数の予想を計算したが、先週末に東京都から発表された報道によると「多摩川にアユが645万尾遡上!今年も高水準」ということで、私の計算通り(入網率は昨年と同じ5.4%)の約645万という数字が正式な今年のアユ推定遡上数になったようだ。

 ところで、たまたま同じ先週末に、時事ドットコムのページで「国連経済社会局は13日、人口変動を評価する2年ごとの「世界人口展望」の最新報告を発表した」というニュースを見つけた。

 それによると、2100年の人口の予想は、仮定した修正率を基に「68億人から166億人」と幅を持たせて予想した上で、その中で最も起こりそうな中間的な予想として、「2100年、世界人口は109億人」ということが書かれていた。

 この話を見て、今から丁度1年前のブログに「多摩川のアユの数」と題して「多摩川のアユ推定遡上数と世界人口予想との比較」をしたことを思い出した。

 そこで、ちょうどアユの空いて遡上数と世界人口のニュースが出揃ったので、今年の推定遡上数も同じように比較してみたい。

 まずは、去年ブログに書いたことの復習から。去年の多摩川アユ推定遡上数は約1194万という数値だったが、それ以前からの数の推移と世界の人口の変化の推移が非常に良く似ている、という話であった。

 それを今回発表された世界人口展望の数字で置き換えてみると、次のようになる。

・人口の変化(中位推計・最も起こりそうな中間的予想)
1920年・18億
→2011年・70億
→2100年・109億人

・多摩川アユ推定遡上数
平成22年・186万
→平成23年・783万
→平成24年・1194万

やはりアユの1年ごとの推移と世界人口の約90年ごとの推移が近い(世界人口が多摩川アユ推定遡上数の約1000倍前後)ようだ。

 次に今年のアユ推定遡上数を考える。今年は昨年と比べて数がかなり減って「約645万」なので、世界人口の推移と全然違うではないかと勘違いしてしまうかもしれないが、実はそうではない。

 というのは、2100年の世界人口の予想は、時事ドットコムの記事にあるように、幅を持たせて予想している。そのうち、最も悪いことを想定した予想は「低位推計」と呼ばれていて、発表された数値は

2100年世界推計人口(低位推計)
 = 約68億

になっている。現在の人口よりも減る予想だが、この数値をよく見ると今年の多摩川アユ推定遡上数約645万を1000倍したものに結構近い。だから、今年のアユ遡上数は世界人口の低位推計予測(最も悪い予想)の想定とほぼ同等と考えてよさそうだが、どうだろう。

 去年たまたま思いつきで書いた「アユの数と人口の比較」のネタだったが、今年も何となくハマったようだ。何だか面白くなってきたので、来年以降も推移を見守っていくことにしよう。

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2013年6月13日 (木)

今年は予定通り

 昨年と全く同様の日程(6月第2土日)で、これまた昨年と同じ奥多摩の鷹ノ巣山へ高校生を連れて行ってきた。今年は、梅雨入りが早かった割には雨が少なく、この時期としては珍しく天気が良かった。

 また、昨年登った際には、日原街道が落石で通行止めになって予定を変更せざるを得なかったのだが、今年はそのようなこともなく、予定通り朝一番のバスで「東日原(ひがしにっぱら)」まで行き、そこから登山道(稲村岩尾根)をひたすら登って行くコースをとった。

 ここは、登りはじめの「東日原バス停」の標高が約620m、そこから若干下った後、標高が1736.8mの鷹ノ巣山山頂まで、約1200mくらいの標高差を約3時間かけて一気に登って行く結構きついコースなのだが、何とか無事に登ることができた。ということで、今回はそのときの写真を簡単に紹介したい。

 まずは、登山道の入口のところの正面に大きく見える、先端がまるっこい「稲村岩」。

P6091247

 今回のコースは、まずは約1時間ほどかけて「稲村岩」の上まで行き、そこから山頂まで続く尾根の斜面をさらに2時間以上かけて登る。ちなみに、稲村岩尾根の登山道はこんな感じ。

P6091250

 山頂までの間は全部樹林帯の中で、直接日差しを浴びないのはいいかもしれないが、全く眺めが見えない中で急斜面を登り続けるのは結構きつい。

 こんなときには、何も考えずに一歩ずつ進んで行くだけである。ということで、途中で写真を撮る余裕がなかったため少々味気ないが、無事に山頂に着くことができた。

P6091251

 この山頂にある道標、よく見ると去年と少しだけ変わっていた。

P6091252

 「鷹ノ巣山」の文字のところだけ新しく付け替えたようだ。

 昨年もそうだったが、実のところ、いつもこの時期は梅雨で天気が悪く、山頂からの眺めを見たことはほとんどない。しかし、今年はつれてきた生徒たちの日頃の行いが良かったからか、珍しく天気がよかったため眺めを見ることができた。

P6091253

P6091255

 帰りは、石尾根の登山道をひたすら下って、奥多摩駅まで山頂から約4時間ほど歩いて行く。この時期、石尾根の鷹ノ巣山山頂近くは、新緑の季節で、ヤマツツジもきれいに咲いている。

P6091261

P6091259

 天気がよかったこともあり、今年は気分よく下って行くことができた。ということで、今回はここまで。

 実は、これまでの仕事の疲れもあってか、帰ってきてから喉を痛めて少々風邪気味になってしまった。まあ、すでに体調の方は回復に向かっているのだが、無理をせずに何とかこの時期を乗り切っていければいいと思う。

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2013年6月 9日 (日)

タイムよりゆとり

 いろいろと忙しい中、時間が取れるときには少しでもジョギングをするように心がけたいとは思っている。それでも、夜帰って疲れていて眠いときには無理をしないで休んでしまうのだが、実のところ、去年は今の時期に休みすぎてしまったため、その後にかなり太ってしまったことを反省している。

 去年の秋以降からダイエットをして、現在は去年のダイエット前の時点から約10kg減を維持しているが、今年は同じことを繰り返さないようにしたい。

 そんなことを考えながらブログネタを探すために新聞を眺めていたら、金曜日の毎日新聞に「皇居ラン マナー9ヵ条」という記事が載っていた。東京千代田区の「皇居周辺地域委員会」が皇居周辺の歩道利用のマナーを9ヵ条にまとまったそうで、それが6日に発表された。

 実は、この「皇居周辺地域委員会」の話題は、今から約1年半前の2012年1月2日のブログでちょっと紹介したことがある。その際に「皇居の周りを走る際のルール作りに行うようである」と書いたのだが、それがようやく発表された、ということのようだ。

 その9ヵ条の内容は次の通りである。

・歩道は歩行者優先
・歩道をふさがない
・狭いところは一列に
・周回は反時計回り
・タイムよりゆとり
・「ながら通行」は控える
・自転車はすぐ止まれるスピードで
・ゴミは必ず持ち帰る
・思いやりの心で

 また、あわせて、土日祝日に皇居周辺で開催されるマラソン大会などのイベントも参加人数の抑制につとめるとともに、桜の花見の時期は開催を自粛するとしているそうだ。

 正直なところ、皇居周辺特有のルールは「周回は反時計回りで」という点くらいで、あとは一般常識的なことばかりが並んでいるように思えるが、そんな内容をまとめて新聞などで報道しなければならないくらい、一部のランナーのマナーに問題がある、ということなのだろう。

 また、このなかに「タイムよりゆとり」という項目は、シンプルな標語的な言葉だが、この委員会の人たちの気遣いのようなものも見てとれる気もする。

 というのも、私自身は健康のためにジョギングをしているだけなので、基本的に息が乱れない程度の有酸素運動を長く続ける、という意識で走っているが、記録の向上を目指している人などは、息を切らしながら全力で走っているに違いない。

 記録の向上を目指している人は真剣に走っているだろうし、息を切らして走ること自体は別に悪いことではないとは思う。ただ、同じ歩道をのんびり歩いている人たちの立場になると「肩が触れるかもしれないようなスレスレの真横を猛スピードで通って行くのは危険だし、そんな状況で挨拶もせずに何て自分勝手なんだ」という気分になってしまう可能性は十分考えられる。

 だから、走るなら歩行者の方々が不快にならない程度のスピードで走ってほしいと言いたいに違いない。ただ、だからといって9ヵ条に「ゆっくり走る」と書いたところで、「ゆっくり」のスピードには個人差もあるだろうし、結局はランナー自身の気持ち(走るスピード)が優先されてしまって、「歩行者優先」の項目がかすんでしまうかもしれない。

 加えて、自転車の方は「すぐに止まれるスピードで」と明確に書かれているのに対して、ランナーに対してはそこまで書かれていないことにも気づくべきだろう。

 そこで「ゆとり」という言葉の登場である。「歩行者優先」の立場を全面に出したいが、ランナーを排除する訳ではないという考えが、こういうちょっとした言葉遣いに現れているような気がするのは私だけだろうか。

 ということで、今回は新聞記事で見かけたこともあって、久しぶりにジョギングに関する話を書いてみた。私も、次は久しぶりにフルマラソンにも挑戦したいな、などという気持ちも持っているので、忙しい中だが、周りへの気遣いや「ゆとり」を忘れずに、気分良くジョギングを楽しみたい。

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2013年6月 5日 (水)

紫陽花と立葵

 先週梅雨入りが発表された割に、今週は日差しが強い日が続いているような気がする。まあ、今年は春も冬のような寒さと夏のような暑さが繰り返されたことを考えると、梅雨の時期も同様な感じなのだろう。

 ところで、最近は部活の朝練などに付き添うため、などで仕事で非常に朝が早いのだが、今日の朝は少々のんびりできることもあって、久しぶりに今日の朝、近所を散歩して少しだけだがこの時期に目立つ花(2種類)の写真を撮ってきた。

 まずは「紫陽花(アジサイ)」。

P6051237

 すでに花は満開の状態で、きれいに咲いていた。

Gakuajisai

 次のアジサイは、花が咲ききれていないのかと考えがちだが、実は「額紫陽花(ガクアジサイ)」という別の種類の紫陽花のようだ。

 ちなみに、Wikipediaの「アジサイ」の項目には「最も一般的に植えられている球状のアジサイは、セイヨウアジサイ(ヒメアジサイ・テマリ咲きアジサイは別)であり、日本原産のガクアジサイ(Hydrangea macrophylla)を改良した品種である」との記述がある。

 何となく、アジサイというと球状に花がまんべんなく咲いているのを思い浮かべるが、周りにだけ花が咲く「ガクアジサイ」の方が元々のものらしい。

 もうひとつは「立葵(タチアオイ)」。

P6051244

P6051246

 こちらもWikipediaの「タチアオイ」の項目をみると、「属名Althaeaはギリシア語由来の古典ラテン語に由来し、語源たるギリシア語「althaia」は「althaino」(治療)と関連している。古来、タチアオイは薬草として用いられた」と書かれている。

 これについてもう少し調べてみたいと思ったが、とりあえず何かブログに載せる画像Wikimedia commonsで探してみたところ、次のファイルが見つかった。

Alcea_rosea__khlers_medizinalpflanz

これは、「ケーラーの薬用植物(Köhler's Medizinal-Pflanzen)」の中に載っているイラストで、最初の完全な版が発売されたのが1887年ということで、著作権保護期間が終わったためパブリックドメインとして公開されているイラストのようだ。

 また、タチアオイは英語では一般に「Alcea rosea」とか「hollyhock」と言われているそうだが、Wikipediaの「Alcea rosea」には

「In herbal medicine, Hollyhock is believed to be an emollient and laxative.」

と書かれている。直訳すると「薬草の中では、タチアオイは皮膚を柔らかくさせたり、下剤としての効果があると信じられている」といったところだろうか。

 他にもインターネットで調べてみると「のどの痛みの緩和」などの記述もみられたが、この効用があるのは「ウスベニタチアオイ」という、夏から秋に咲く種類で、今日写真に撮ってきたものとは少々違うものらしい。こちらの方もケーラーの薬用植物にイラストがあったので、載せておこう。

Althaea_officinalis__khlers_medizin

 ついでに書くと、このウスベニタチアオイは英語では一般に「Marsh mallow」と呼ばれている。お菓子のマシュマロは、元々ウスベニタチアオイの根から取れる澱粉を利用して作られたものらしい。

 ということで、今回は久しぶりに時間が取れたので、朝写真に撮ったアジサイとタチアオイのことについて少々調べてみた。まあ、たまにはこういう感じのことをして気晴らしをしていきながら、憂鬱な梅雨を乗り切って行ければいいかと思う。

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2013年6月 1日 (土)

今年の多摩川アユ推定遡上数は?

 昨年、ブログで「多摩川のアユの数」という話を紹介した。毎年、東京都島しょ農林水産総合センターで3月中旬から5月末までアユ遡上調査が行われていて、その調査が昨日終了したらしい。

 そのページで結果を見ると、今年の入網数は「348,081」だったそうだ。ここで、アユの入網数というのは、東京都島しょ農林水産総合センターが多摩川河口から11km地点に定置網を設置し、3月中旬から5月31日までに定置網にかかったアユの数を数えたものである。

 それが今年は約35万ということだが、ここから実際に遡上しただろうと思われるアユの「推定遡上数」を計算する。そのために必要なのは「定置網にかかるアユの割合」なのだが、それは「入網率」と呼ばれていて、昨年は「5.4%」とされていた。だから、この入網率を今年にも当てはめてみると、今年のアユの推定遡上数は

348081÷0.054 = 6445944.44...

となるようだ。今年は寒くなったり暖かくなったり変化が激しかったのが影響したのか、昨年の約1200万と比較すると少ない。また一昨年の約783万よりも少ないが、それ以前(200万未満)と比較すれば約645万というのはかなり多い方なので、多少の変化はつきものだと考えれば、今年もかなり大きい数値に達していると思う。

 ところで、この「入網率」の数値、アユの推定遡上数を見積もるために非常に重要な指標だと思うのだが,実際どの程度正確な数値なのだろうか。

 調べてみると、同じく東京都島しょ農林水産総合センターにページの中にある「平成21年、江戸前アユの遡上と産卵」のところに「入網率調査」の話が載っていた。

 それによると、(平成21年)4月23日に定置網下流6kmの左岸から稚アユ4,623尾を標識放流し、翌日より定置網に入った魚から標識アユを探した結果、5月1日までに標識アユが249尾再捕されたことから、

249÷4623×100=5.386…

より、「入網率=5.4%」と推定した、と書かれていた。

 重要な数値の割に、かなり大雑把に決定されている感じだが、まあ正確な入網率を知るのは困難だと思うので仕方がないのかもしれない。ただ、もう少し詳細な調査してみてもいいような気がする。

 また、細かいところだが、よく見てみると、平成21年アユ遡上調査の中で、入網率調査が始まって3日目の平成21年の4月26日のところに「水温:欠測、入網数:7」と書かれているのが非常に気になっている。

 これだけ見ると水温の欠測がちょっと変化かな、と思うだけかもしれないが、実は入網数も前後の日に比べて極端に少ない。ちなみに、前日は1626、翌日は3047だ。何だか、この日は何らかの異常があったとも考えられる記録である。この日は入網率調査の期間中だから、もしこの日の測定に何らかの異常があったとしたら、それは入網率の推定にも影響があった可能性がある。

 そう思うと、なおさら「この入網率5.4%という数値は本当に正確な値に近いのか?」などと疑問に感じてしまう。今年のアユ遡上調査の取りまとめはこれからなので、今年も同じ入網率が使われるのかどうかはわからないが、折角アユの遡上数も飛躍的に増加してきたところなので、「入網率」の再調査が行われることも期待したい。

 ということで、今回は昨年もとり上げた「アユの遡上数」の調査が5月末(昨日)までだったので、丁度それが終わったタイミングでこの話題をとり上げてみた。ついでに「入網率」も気になって調べてみたが、何だか妙に細かいところで気になって、いろいろと書いてしまった。

 最近忙しかったのだが、月も変わって6月に入ったこともあるので、気分を変えるために今回は久しぶりにブログを書くために時間を取ってみた。まあ、今月は、今回のように妙に細かいところでなくてもいいのだが、これまで気づかなかったようなところに注目できるように過ごせたらいいと思っている。

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