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2013年5月 8日 (水)

雑誌で見かけた数学史の記事

 ここ何回かのブログの出だしは、最近忙しく...、といった感じで始まっている。まあ、今週も同様に忙しいので、同じ感じになってしまうが、それでも気分的にゆとりを持ちたいと思い、昨日は仕事が終わって夕食の後、久しぶりに近所の書店へ行ってみた。

 これといって目的があった訳でもなく、気晴らしにブラッと本や雑誌の表紙を眺めるだけなのだが、そういった中でも、仕事柄か何となく「数学」とか「算数」などと書いてあるのが気になってしまう。

 というのも、最近は、以前と比べると数学・算数に関する話の特集がある雑誌が意外と多い。数学・算数ブームなどというものが本当に存在するのかどうかはわからないが、数学・算数に関する本がそれなりに売れているから、こういった話が雑誌でも取り上げられるのだろう。

 その中で昨日見つけたのは、数日前に発売された「日経おとなのOFF・6月号」という雑誌。表紙には「おとなの算数入門」と大きく書かれ、合わせて「脳のアンチエイジングにも有効」とか「算数ができる人、できない人の思考はここが違う」などという言葉も並んでいる。

 まあ、この雑誌に限ったことではないが、こういった特集のパターンは、「算数・数学の問題やパズルを解いて脳を活性化」とか「黄金比やフィボナッチ数列の話」「和算(江戸時代の日本の算数)」などの話題が多く、正直なところ、いつも似たようなパターンの話ばかりだと飽きられてしまうのでは、と余計な心配をしてしまう。

 ただ、この雑誌の特集では、それ以外に数学の歴史の記事も載っていて、内容も面白そうだったので購入して読んでみることにした。

 その記事のタイトルは「数学界のオールスターズ ひらめき列伝」。記事のAdviserは早稲田大学名誉教授の足立恒雄先生で、ピタゴラス・ユークリッド・アルキメデスから始まって、デカルト・フェルマー、パスカル・ニュートン・ライプニッツ、オイラー・ガウスと、数学の歴史に残る天才・秀才の話が並んでいる。

 何故この記事が気になったかというと、この手の雑誌のよくある特集とは少々趣きが違う感じがして、何となく飽きずに読める内容だと思ったからである。

 例えば、「アルキメデス晩年の著書『方法』..(中略)..古くから存在を知られていたこの書物は..(中略)..20世紀になって出現した」「座標を発明したのはデカルト、という説は誰もが原典を読まないせいで広まった俗説」とか、「へぇー」と思う話がさりげなく書かれている。

 他にも、パスカルは「敬虔なカトリック教徒で、生涯独身を貫き、特に晩年は極端な禁欲主義に走ったと言われる」だとか、オイラーについては「プロテスタントとしての信仰を守りながら科学と宗教の統一など夢にも考えなかった」、ガウスは「変人ぞろいの数学界にあっては希少ともいえる(?)まともさ」を持っている、など数学以外の話もあり、なかなか面白かった。

 ということで、昨日久しぶりに近所の書店へ行ってみたが、それなりの気晴らしになったし、気分的にリフレッシュできたような気もする。実のところ、最近は仕事でもちょっとした失敗も多かったので、その失敗を引きずらないように今週は気分転換をしながらすごしていきたいと思う。

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