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2012年4月19日 (木)

今年の全国学力調査

 おとといの4月17日に、小学6年生と中学3年生を対象にした「平成24年度全国学力・学習状況調査」が実施されたようである。そこで、出題された算数・数学の問題を見てみることにした。

 調査用のテストは、小6算数・中3数学それぞれ、AとBの2種類作成されていてい、Aは主として「知識」に関する問題、Bは主として「活用」に関する問題が出題されている。

 例えば、小6算数Aのテストでは計算や比例・割り算の意味、あるいは面積に関する問題などである。一方、小6算数Bのテストでは、買い物代金の支払いの際の硬貨の出し方の工夫、跳び箱の段数や調理実習の際の話など、といった感じになっている。また、中学校の方も同様の構成でAとBのテストがある。

 問題を見たところ、小6算数の方は、全体的に基礎的な学力の習熟度を見ることが主眼となっているような感じで、普通に勉強している人であれば普通に出来る問題が多い、という印象を受けた。

 一方、中3数学の方では、きちんと考え方を身につけているかどうか、という点を見る問題が多いような気がした。その中で、特に注目するべき問題は「大問3の(2)」。正解が1つではない問題が出題されている。

 選択肢が2つ用意されているが、単に選択肢を選ぶだけでなく、選んだ理由も説明しなければならない。そして、この問題は、2つのうちどちらの選択肢を選んでも、理由の説明が適切であれば正解となる、という形になっている。

 これ以外の問題も含め、このような中3数学のテストは、小6算数のように普通に勉強していれば普通に出来る問題ばかりではないようで、少々難しめに感じた中3生が多かったのではないか、とも思う。

 ちなみに、例年、テストは基本的に国語が先で数学が後に行われているそうである。国語の方でも読解や考え方などが多く問われた上に、多少の休憩を挟むだけで数学の考え方が問われる、というのも中学生でなくとも結構しんどいような気もする。

 そんな形で実施されているテストで、なおかつ問題も少々難しく感じるような気もするのだが、それでも採点結果から、例えば「数学力不足」が叫ばれたり、あるいは「学校の先生は何をしているのか」ということが言われたりするのだろう。

 まあ、個人的には言いたいことがない訳ではないが、そんな中でも今回のテストの結果から「数学に真剣に取り組まないと、今後非常にまずいことになりますよ」といった(中途半端ではなく)強烈なメッセージを全国に拡げていく努力を、テストを実施した文部科学省や専門家の先生方に対して期待したい。

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