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2012年3月 2日 (金)

数学力不足に対する認識

 今回もまた新聞で見たネタになってしまうが、先週「大学生 数学力足りない」という記事があった。何でも、国公私立の48大学の5934人を対象にテストを行い、結果を分析したそうである。

 記事は、「大学生の4人に1人が「平均」の意味を正しく理解していない」という話から始まり、テストの結果を「論理を読み取ったり、記述したりする力が不足している」と分析している。

 また、最後の方では「大学入試や中学・高校の授業で記述式の証明問題を増やすことを提言した。」という話で締めくくられていた。

 以前、「分数ができない大学生」という話があった。これは、1996年出版の本で、タイトルのつけ方がよかったのか、当時「学力低下はここまで進んだか」とか「大学生にもなって、こんな計算ができないのか」といった感じで結構話題になったと思う。

 また、このタイトルを見ると、数学教育の問題という意味だけでなく、「これではだめだから、もう少し勉強しなければ」といったような意味合いも読み取れるようなインパクトがあり、私も10年ほど前には授業などで話をしていたりした。

 一方、今回の「数学力が足りない」という話は、多くの人にどのように受け止められているのだろうか。正直なところ、「やっぱりか」とか「まあ、こんなものだろう」という感想を持った人が多いのではなかろうか。

 それに「4人に1人が平均の意味を正しく理解していない」という話も何だかインパクトに欠ける。さらに、記述式の証明問題を授業や入試の中で増やすべき、という提言も、結局のところ何が言いたいのかよくわからない。そもそも、誰に提言しているのか、という点も不明確な気がするし、何とも中途半端な感じである。

 私自身、今の中学・高校の数学教育に問題がないとは思わない。しかし、この新聞記事を読んでみても、「ちゃんと数学を勉強しなければ」というモチベーションが上がるような気がしないのは私だけだろうか。

 私は偉そうなことを言える立場にはない。ただ、折角新聞に記事を載せるのだから、調査・分析の結果から見える「数学力不足に対する認識」をわかりやすい形で示してほしい。

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