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2011年11月27日 (日)

実態が掴めないもの

 「iCloud」が始まって、すでに1ヶ月以上が過ぎてしまった。実のところ、「iCloud」が始まったばかりの頃は、始めてから10日後くらいをめどにブログに記事を載せようと考えていた。だが、ちょうど文章を書く準備を始めようとしたタイミングで交通事故を目撃してしまったので、その事故のことを先に書いてしまった。

 そして「次はiCloudを...」と思っていたら、新聞の広告で気になる本のタイトルを見つけたり、単位の話や人口の話のニュースが気になったりして、ズルズルと先送りしているうちに、ブログに書くタイミングを失ってしまった。

 「iCloud」が始まる前にさんざん期待していたと書いたわりには、始まってからこれまで何も書いていない。ということで、今回は最初に言い訳じみたことを書いてしまった。これはこれで事実なのだが、こうなった理由は、単にズルズル後回しになってしまったことだけなのだろうか。

 例えば、私自身は「クラウドコンピューティング」を利用する目的があったわけではなく、単に「新しいもの」ということで、始まる前にあれこれ考えていただけだったと思う。だから、他に気になるものが現れた時点で、興味がそちらに移ってしまったのだろう。

 これに限ったことではないが、特に使う必然性がなく目的もあやふやだと、こんな風に「ズルズル後回しになった挙げ句、何もしなかった」となるのは当然の結果だ、とも言える。

 また、「iCloud」の導入が簡単で、「メール」や「スケジュール(iCal)」は何の設定もせずに利用できてしまったので、それで満足してしまった、ということもあるかもしれない。

 5月にiPod touchを手に入れたときには、「パケット代の節約」ということを目的に、「無線LAN」を有効に使うことで慣れていって、結果としてパケット代節約の恩恵を受けている。それと比較すると、簡単に使える「メール」と「スケジュール(iCal)」は、毎日使っているものの簡単すぎるためか、それを「iCloud」からの恩恵だとは感じていないような気がする。

 「必然性がない」「目的がない」「恩恵を感じない」と、これだけ「...ない」が揃ってしまったところで、重要なことに気がついた。そもそも「クラウドコンピューティング」というものは、「雲に隠れている」というイメージを持っているようである。普段の生活の中で特に意識をしていなければ「雲に隠れているもの」の実態など掴みようがない。

 一方、「家電」「ハイテク」「IT」などと呼ばれたものは何らかの形で目に見えるものがほとんどだったような気がする。また、Googleなどのサービスは、目には見えないものに含まれるかもしれないが、実際にはブラウザなどの目に見える形のソフトウェアを介して利用することが多く、さらに「Google」という文字や余計な広告などが目に見える形で飛び込んできてしまう。

 私は他の「クラウドコンピューティング」のサービスはほとんど使ったことがないが、おそらく大多数のものは自分自身のサービスの宣伝のために、何らかの形でサービスを使っていることが目に見えるような仕掛けになっているに違いない。また、無料のサービスなら、それ以外にも余計な広告などがついているかもしれない。

 それに対して、「iCloud」はそうではない。使っていても何も現れない。「iCloud」という文字すら現れないし、広告など現れるはずもない。それに、インターネットに繋がっていないときにも、何のメッセージも現れず動作も変わらない。だから、「iCloud」を使っている時と使っていない時の区別が全くつかない。

 まあ、まだ「メール」と「スケジュール(iCal)」だけしか使ってないので、もしかしたら他に違うものがあるかもしれない。ただ、日本では使えないことになっている音楽ファイルの共有なども、おそらく「iCloud」を使っているかどうかの区別ができないくらい当たり前のように利用できるのだろう。

 結局、サービスが始まってからこれまでブログに何も「iCloud」について書く意欲が湧かなかったのは、それが本当の意味での「雲に隠れている」サービスであるため、使っていることを全く意識していなかったから、という見方もできる。実際、「...ない」という感覚がこれだけ揃ってしまったのは、その証拠の一つなのかもしれない。

 このような実態が掴めないものについて、とりあえず今回はそれなりに文章量がある記事にできたが、もう少しきちんとした利用目的があれば、もっと実態を掴みやすくなるはずである。後付けでも構わないので、「雲に隠れている」という特性を生かした利用目的をこれから考えてみることにしよう。

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