« Appleのプライバシーポリシー | トップページ | 本(ビセキの話)の紹介 »

2011年10月14日 (金)

冬の電力需用量は?

 先日、コメントに載せたのだが、今年の8月は電力需用量がかなり減って、節電効果が大きく現れたことが数値で示されていた。「夏の節電の報告」を書いたときには今年の7月までのデータしかなかったので「中途半端な結果」と書いてしまったが、その言葉は訂正する必要がある。

 「節電もやっぱりやれば効果が現れる」ということがわかったところで、早速だが冬の電力について少し考察してみることにした。まずは、昨年の2010年10月から2011年3月までの6ヶ月間の東京電力管内従量電灯の電力需用量を調べてみた。


2010年10月従量電灯: 5,032,431,000kWh
2010年11月従量電灯: 5,089,986,000kWh
2010年12月従量電灯: 5,534,505,000kWh
2011年 1月従量電灯: 7,882,938,000kWh
2011年 2月従量電灯: 7,235,421,000kWh
2011年 3月従量電灯: 6,317,979,000kWh


データは、前と同じ「電気事業連合会」によるものである。1月と2月が突出している上に、全体的に見ても、4月から9月まで(春から夏)よりも高いことが数値を見るとよくわかる。比較のために、とりあえず昨年2010年8月の数値を引用する。


2010年8月従量電灯: 6,817,956,000kWh


これを見ると、冬のピーク(1月)の電力需要量は、8月よりも約15.6%アップしていることになる。

 この冬がどうなるかはわからないが、単純に昨年と同様のアップ率だと仮定して計算してみることにする。今年の8月の数値は


2011年8月従量電灯: 5,576,860,000kWh


だから、15.6%アップした数値は


2011年8月×1.156 = 6,446,850,160 kWh


となる。よく見ると震災直後の計画停電が実施された2011年3月を上回っている。これは、この夏と同程度の節電を行ったとしても、1月には、計画停電があった震災直後より電力需用量が高くなる可能性がある、ということを示唆する数値であろう。電力供給量の方は震災直後と比べると改善されているはずだが、それでも計画停電が実施されずに済む保証はないようである。

 あと、もう一つ別の計算をしてみることにする。4月にブログで書いた際に計算した「昨年8月×0.8」(20%削減)の数値が、今年の8月の数値とかなり近かったので、今回も同様に「1月×0.8」を計算してみた。


2011年1月×0.8 = 6,306,350,400 kWh


これだと、震災直後の2011年3月より、わずかだが少なくなる。しかし、安心できる数値とはいえない。こうやって計算してみると、冬は夏以上の節電意識が必要だ、ということが何となく見えてきた。

 さらに、今回は東京電力管内の数値だけで計算したが、実際には東北地方の寒冷地などで生活するために必要な電力も東京電力から融通しなければならなくなる可能性も考える必要があるだろう。それがどの程度なのか予想がつかなかったので、今回は採り上げなかったが、冬の節電は夏以上に助け合いの精神も重要になるかもしれない。

 夏も節電の努力をしたことだし、今度の冬も、出来るだけ保温効果が高い服を着たり、部屋にいる時も足や手先を冷やさないようにする工夫をしながら、必要なとき以外にはあまり暖房に頼らずに済すませられるような対策を今から考えることにしよう。

--------

Copyright (c) 2011 ANADA, Koichi. All Rights Reserved.

« Appleのプライバシーポリシー | トップページ | 本(ビセキの話)の紹介 »

コメント

12月から企業向けに節電割引が始まるらしい。やっぱり、冬の電力も油断できないようである。

投稿: 穴田浩一 | 2011年12月 1日 (木) 20時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Appleのプライバシーポリシー | トップページ | 本(ビセキの話)の紹介 »