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2011年7月

2011年7月30日 (土)

広辞苑の中の「数学」

 今週の水曜日、7月27日に、NHKのクローズアップ現代で「大人がはまる数学ブームの謎に迫る」というタイトルの番組が放送された。録画をとって見たが、それによると、世の中では今数学ブームなのだそうだ。にわかに信じがたいのだが、折角なので数学に関することを書いてみようと思う。

 といっても、今回は「数学」という言葉を調べてみた。例えば、広辞苑の「数学」の項目には次のように書いてある。


数学:
(1)数量および空間に関して研究する学問。代数学・幾何学・解析学(微分学・積分学およびその他の諸分科)、ならびにそれらの応用などを含む。鏡花、三之巻「強ゐてまたーー教うる私塾に塾生とはなれりしかど」(ーーに「数学」が入る)
(2)数についての学問。すなわち今の算術。中国の「数学啓蒙」以来、日本でも明治10年代まで、この意味に用いたことが多い。


泉鏡花の文献から引用するなど、如何にも数学が苦手な文学の専門家が書いたと感じさせる内容である。ちなみに、私は理系人間なので文学には詳しくはなく、泉鏡花の三之巻についても実のところよくわからない。また、泉鏡花のことを広辞苑で調べてみても、


泉鏡花:
小説家。名は鏡太郎。金沢生まれ。尾崎紅葉に師事。明治・大正・昭和を通じて独自の幻想文学を構築した。作「夜行巡査」「高野聖」「歌行灯」など。「婦系図」をはじめ、しばしば新派劇に上演。


と、詳しく書いてあるが、「三之巻」のことは書かれてない。そのうち時間ができたら泉鏡花の「三之巻」について調べてみることにしよう。

 ところで、先日iPod touchで使える辞書アプリ「大辞林」をキャンペーン価格で購入(1500円)してしまった。ということで、こっちでも調べてみた。


大辞林の「数学」:
古くは数に関する学問、すなわち算術の意。現在では数・量および空間に関して研究し、さらに抽象的な概念を扱う学問になった。


 何だか味気ない。正直なところ、このようにしか書いていないと「調べるまでもなかった」と思ってしまいそうだ。そう考えると、広辞苑のように「数学のことを調べようとしたら文学のことも勉強になった」と、ちょっと得した気分になる仕掛けがあるのも悪くない。

 また、広辞苑の「数学」の項目を書いた人は、数学がよくわからないのに「数学の意味を書いてくれ」と頼まれて困ったに違いない。そういう中で、訳もわからず受け売りの文章を書くよりも、自分のわかる範囲で「数学」について真剣に考えて書いた文章の方が説得力はあるのかもしれない。

 他にも、英英辞典で調べたりなど、いろいろと書くことができそうだ。ただ、前回もかなり長い文章になってしまったが、それよりもさらに長くなりそうな予感がする。ということで、今回は広辞苑の話だけにして、この続きは次回(4日後)にとっておくことにしたい。

 最近の数学ブームは、NHKのクローズアップ現代を見ると、結構本格的に数学を勉強してみようと思っている人が多くなっている、という感じらしい。そういう人がどの程度いるのかはわからないが、たまには私も数式を交えた記事も少しは書いてみることにしよう。

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2011年7月26日 (火)

スペースシャトル退役

 先週、スペースシャトルの最後のミッションが終了し、全てのスペースシャトルが退役した。今年1月も書いたことだったので気になっていたが、無事に終わってホッとしている。ということで、今回は改めてスペースシャトルについて思うところを書いてみることにした。

 前にも書いたが、退役の理由の一つは「経済的な問題」だそうだが、やっぱり過去に起こった大事故の影響も大きかったに違いない。安全性のために費やした時間・お金・労力と、実際の運用にかかる手間とのバランスが悪くなってしまったことが退役の大きな原因のような気もする。

 今回で135回目のミッションとなったそうだが、ほとんどのミッションは今回と同様無事に終えたはずである。しかし、数回起こった大事故の印象はかなり大きい。例えば、広辞苑には「スペースシャトル」の項目があるが、そこには次のように書いてある。


* アメリカで開発された、反復使用が可能な宇宙往復用の有人宇宙船。1981年に初飛行。人工衛星の軌道投入、軌道上での実験、国際宇宙ステーションへの物資輸送などに使用。1986年にチャレンジャー号、2003年にコロンビア号が事故を起こした。


 ここでも事故のことが採り上げられている。一方、もう一つの宇宙大国、ロシアの有人宇宙船「ソユーズ」は、最初の打ち上げで大きな事故があったものの、その後は目立つ事故はそれほどなく、改良されながら現役で活躍している。その「ソユーズ」について、広辞苑では


* ロシアの有人宇宙船。1号は1967年に打ち上げ。


としか書いてない。スペースシャトルと比較すると何とも味気ない感じだが、特に問題もなく運用されているものの紹介はこんなものかもしれない。

 ここまで調べると、いつものように英英辞典を見たくなる。ということで、開いてみると「space shuttle」は一般名詞の扱いで


* a spacecraft designed to be used, for example, for traveling between the earth and a space station


となっていた。直訳すると「例えば、地球と宇宙ステーションの間を行き来する、などのために作られた乗り物」という感じだろうか。まあ、英語では「space」が宇宙で「shuttle」が常時往復しているもの、といった意味だろうから、それらを組み合わせたものも一般名詞になるのだろう。

 それでも、アメリカのスペースシャトル以外のものは、ロシアのソユーズも含めて1回限りの使い捨て。とても「地球と宇宙ステーションを常時往復する乗り物」とは言いがたい。そういう意味では、一般名詞の「space shuttle」と呼べるものは、やっぱりアメリカのスペースシャトルだけなのだろうが、それも今回限りで退役してしまった。

 ソユーズが改良を重ねながら現役で活躍している一方で、スペースシャトルも30年使っていたのだから多くの改良があったはずだし技術も進歩していると思う。ただ、スペースシャトルには何かが足りなかった。

 コストがかかりすぎることが退役の理由の一つのようだが、本当に足りなかったものはお金だけなのか。考え過ぎかもしれないが、まだよくわからない。改めてもう少し考えてみることにしたい。

 英英辞典で一般名詞扱いの「space shuttle」と呼べるものが現時点ではなくなってしまった。次にそう呼べるものができるのはいつになるか。それとも、大事故の印象のみを残して言葉も消えてなくなってしまうのか。とりあえず、私が歳をとるまでの間は、この言葉だけでも残っていてほしい。

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2011年7月22日 (金)

夏休みにしたいこと

 今週、学校では夏休みに入ったと思う。大学の方ではまだ授業や試験が残っているところもあるようだが、8月に入れば同じように休みになるだろう。いろいろと自分のやりたいことに取り組むのに、こういった長期の休みを利用しない手はない。

 と言いつつも、私自身は結構忙しく、ここしばらくは時間が空きそうもない。あまりお得な情報を調べる余裕もなく、今回は何を書こうかと考えていたとき、ふとブログを始めたばかりの頃の記事のことを思い出した。

 「何かやろうしたときに限って仕事は入って忙しくなる」というのは、何もやらなかったときに言い訳に過ぎない。そんなことを以前書いてみたが、私自身がこんな言い訳をしてしまうようではまずい、という気になって、今回は夏休みにやろうと思っていることを書きながら意欲を少しでもプラスに保つ努力をしてみることにした。

 例えば、英語の勉強。特に英会話はきちんとできるようにならないと、思いつつも中途半端になってしまっている。さらに、この秋にちょっと海外に行く用事もできそうなので、恥ずかしくない程度に意思疎通ができるように、この夏休みこそは英語の勉強をしなければ、と考えている。

 実のところ、私は英語が昔から苦手で、学生の頃は試験でも一番成績が悪いのは大抵英語だった。ブログでよく英英辞典を使って言葉を調べた話を書いているが、そうするようになった元々のきっかけは、実は苦手な英語を克服するためだった。

 読んでみると、言葉の意味のニュアンスが日本語の辞書とは若干異なるような気がするのが面白く感じるようになって、英英辞典を見ることは今でも続く習慣となった。ただ、英語の勉強の方は残念ながら続いているとは言いがたい。

 ということで、この夏休みは英語の勉強が習慣のように続けることができるようにしていきたい。まあ、心の中でそう思っているだけだと結局は何もせずに終わりそうだが、ブログにこうやって書いておけば、最低限の意欲は保つことができるかもしれない。

 話は変わって、もう一つ、今年は少し旅行でもしてみたい。実のところ、ここ数年は個人的な趣味での旅行はしていないのだが、そろそろ一人で旅行へ行くのもよさそうな気もする。これから旅の計画でもたててみようかと考えているが、計画倒れに終わらないようにしていきたい。

 あと、意欲とはあまり関係がないかもしれないが、おとといMacの新しいOSが登場したので、時間ができたら早速インストールしてみたい。それに、新しいOSを入れたMacを持ってブラッと一人旅、というのもいいかもしれない。

 そういえば、iPod touchで英会話の勉強、などと書いてあった本のことを思いだした。せっかく新しいものに慣れてきたことだし、今度の夏休みは勉強も家に閉じこもってやらなくても、旅行などをしながら外で勉強もできるような気がしてきた。

 こうやって書いてみると、休みを過ごすのが少し楽しみになってくる。今は少々忙しくて時間が取れないが、ここに書いただけで終わらないように意欲をプラスに保ちながら、時間ができたときに備えることにしよう。

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2011年7月18日 (月)

通信費節約の結果

 2ヶ月ほど前、iPod touchを有効利用するために申し込んだdocomoの公衆無線LANサービスだが、スターバックス、プロント、タリーズコーヒーなどのコーヒーショップや地下鉄(東京、札幌、仙台、名古屋、福岡など)、一部の私鉄主要駅など、いろいろな場所で使えるため、普段の通勤などでの利用頻度は高く、加えて通勤以外のときに利用することも結構ある。

 例えば、休日の昨日は相変わらずの猛暑のなかクーラーのスイッチは押さないようにしていたが、さすがにつらい。ただ、節電のことも考えて、通信費+電気代とコーヒー代のどちらが安いか、ということは気にしないことにして、とりあえずMacBookProを抱えて無線LANの使えるコーヒーショップにでも行ってみた。

 行ってみると、昼は暑すぎて外出する人が少なかったせいか、思いのほか空いていたため、2杯目が100円になるスターバックスに入って結構長い時間MacBookProを使いながら過ごしてしまった。

 こうやって、毎日、家や外出したときに地下鉄や私鉄の駅などでiPod touchを使ったり、休日はMacBookProを持って出かけたり、という行動が日常の一部になってきたような気がしている。

 一方で、携帯電話の方は、電話、メールや気象・地震・交通情報などの確認などで毎日使ってはいるが、最近は利用頻度が極端に少なくなった。そのおかげで、先月の通信費はかなり安くすませることができた。

 私は出先での急用以外ではメールはパソコンから出すようにしていたり、電話もいつも用件を話すだけで無駄話はしなかったりするので、無線LANを使ってパケット代を減らせば通信費を抑えられるはずだと思っていたが、予想通りであった。

 以前は、毎月パケ放題の上限を超えていた(税込4200円)のだが、無線LANでの生活に慣れてきてから軽いメール程度にしかi_modeを使わなくなって、6月はパケット代が1000円以下で収まってしまった。

 ただ、無線LANでは移動中に電波がないため、いろいろと不便もある。正直なところ、6月だけでなく今月も、通信費節約を考えて移動中に不便な通信環境の中で過ごした結果、パケット代がかからなかった、という見方もできる。

 このことをどうとらえたらいいのか。結局、通信費を減らすためには、少し時代の流れに逆らって多少の不便に慣れるのがいい、ということになってしまったようである。

 今回に限らず、私が新しいものに慣れようとすると、結果的に以前の習慣・感覚で過ごす方がいい、という結論になることが多いような気がする。まあ、何でもかんでも時代の先端にいる必要はないかもしれないが、私のやっていることも多少は新しいものの方に向かっていると信じたい。

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2011年7月14日 (木)

電力15%削減と節電意識

 先週、早くも梅雨明けで、連日の猛暑で夜も寝苦しい日が続いている。私は今のところ家では節電のため冷房はつけず扇風機のみ過ごしているが、この夏冷房を一切使わないと宣言できる自信は今のところない。

 ところで、節電と言えば、4月に「夏の節電目標」の記事で書いたときには「20%削減」ということでいろいろと調べてみたが、それから少し目標が下がって「15%削減」ということになったようである。

 それでもかなりきつそうに感じるが、これからの暑い夏、節電の意識を保つためにも、改めて電気事業連合会の2010年度の電力需要実績(確報)のデータを調べて、「昨年から15%削減」の意味について考えてみることにした。

 まずは、東京電力管内における一般家庭に関係のある「従量電灯」の昨年(2010年)5月〜8月の販売電力量の推移を確認すると

2010年5月従量電灯: 5,336,306,000 kwh
2010年6月従量電灯: 4,227,929,000 kwh
2010年7月従量電灯: 5,828,304,000 kwh
2010年8月従量電灯: 6,817,956,000 kwh

となっている。意外なことに6月が少なく、7月の電力も8月よりも約15.5%少ない。また、2010年7月から15%削減すると

7月従量電灯×0.85=4,574,958,400 kwh

で、6月の消費量よりは少々多い。6月や7月も冷房を使っていた人も結構いるに違いないだろうから、「夏の節電目標、15%削減」というのは多少は冷房を使っても実現可能な数値ではある。

 また、この数値を逆に見ると、何も考えずに電気を使っていると、6月→7月→8月と1ヶ月ごとにそれぞれ15%以上も上昇してしまう、とも言える。そう考えると、15%の削減目標は、一般家庭が節電意識を高めていくだけで達成が可能な目標の上限に近い数値、という見方もできる。

 一方、7月1日に大口電力需要者に対して電力使用制限令が発動されたが、大口電力の東京電力管内の昨年同時期の販売電力量は次の通りである。

2010年5月大口電力: 6,614,838,000 kwh
2010年6月大口電力: 7,187,249,000 kwh
2010年7月大口電力: 7,550,172,000 kwh
2010年8月大口電力: 7,352,888,000 kwh

 8月は夏休みがあるせいか7月よりは若干少ないが、5月から6月に電力消費量が伸び、そこから7月・8月とほぼ横ばい、といったところである。電力使用制限令は「使用最大電力の値(1時間単位)の15%削減した値を使用電力の上限とする」ということなので単純に計算できないが、とりあえず昨年7月と8月の大口電力の15%分を形式的に計算してみると

7月大口電力×0.15=1,132,525,800 kwh
8月大口電力×0.15=1,102,933,200 kwh

となる。これを見ると、実は、大口電力の15%分の合計は、従量電灯における昨年6月から7月の上昇分、および7月から8月の上昇分とほぼ同等である、という見方もできる。

 さらに加えると、電力使用制限令は9月22日までだが、昨年9月は

2010年9月従量電灯: 7,510,880,000 kwh
2010年9月大口電力: 7,409,337,000 kwh

で、大口電力はほぼ横ばいである一方、9月は7月・8月よりも過ごしやすくなるにも関わらず従量電灯はさらに上昇して、なんと大口電力を逆転している。

 政府や電力会社がどのような意識を持っているかは定かではないが、こうやって計算してみると、電力15%削減という目標は、節電意識と現実の電力需要のバランスのとれた妥当な設定なのかもしれない。

 ちなみに、今年の分は5月までしか載っていなかったが、

2011年5月従量電灯: 4,644,099,000 kwh

ということで、昨年よりも約13%少ない。15%の削減という目標が節電意識を最大限高めた場合に得られる上限に近い数値だと考えると、今年に関して言えば、ここまでは一般家庭もかなり節電に貢献していると思われる。

 いろいろと細かい数値を挙げてみたが、電力15%削減と節電意識の微妙な関係を少しは理解できたのではなかろうか。この暑い夏が急に変わることはなさそうだが、とりあえずは健康に害がない程度に節電意識を持ち続け、15%削減に近づける努力をしていくことにしよう。

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2011年7月10日 (日)

よく使うiPod touchアプリ

 ここ何回か、辞書や作図などのアナログな話題を書いていたが、またデジタルなものに戻って、iPod touchの話をしたい。

 iPodというと、基本的には音楽を聴くためのもの、というイメージがあるが、実のところ音楽はほとんど聴いていない。iPod touchは、スマートフォンから電話機能を除いたもの、という感じなので、やっぱりiPhoneと同じようにアプリをいろいろと利用する方がいいように思う。

 そこで、これまでいくつかのアプリを試しに使ってきた。購入したばかりの頃は、いろいろと使おうとしていた割にはわからないことも多かったが、最近は慣れてきた分、逆に使うアプリが限定されてきた。そこで、今回は、私が利用しているアプリを紹介することにした。

 一つ目は「Byline Free」。iPod touchを購入したすぐ後くらいに見つけて使うようになったもので、Googleリーダーで事前に登録したサイトのデータをiPod touchに取り込んでくれる。データが保存されるので、ネットにつながらないところでも読むことができる。今は「NHKニュース」「日本経済新聞」「asahi.com」などを登録して、家を出る前に(家の無線LANにつないで)データを取り込んで使っている。

 二つ目は「今日の中吊り」というアプリ。適当にダウンロードして試してみたところ、気に入ったので毎日使うようになったものである。雑誌の中吊り広告の画像を取り込んで、こちらもネットにつながらないところで見ることができる。一つ目に紹介したものと合わせて、最近は新聞の代わりとしてデータを取り込むのが毎朝の日課になっている。

 パソコンからGoogleリーダーに登録すれば取り込む情報を自分好みに変えられるし、雑誌のことも中吊り広告の画像でいつでもチェックできるので、2つ合わせると、新聞や雑誌よりもこっちの方が良さそうな感じである。

 ただ、紙の新聞は、社説、特集記事、読者の投稿、地域版などの他、折込広告も合わせて1日あたり約130円程度だし、全てデジタルなものにする必要もないだろうと思うので、これからもやめるつもりはない。

 三つ目は「ハチカレンダー2 Lite」。スケジュール管理アプリはいろいろあって、どれにしようか迷っていたが、iPhoneを使っている方から薦められ、入力が簡単で週単位や月単位の予定が見やすいこともあり気に入ったので、これを使うことにした。

 先日紹介して頂いた英英辞典のアプリ(今は2900円)も、折角なので外出先で英単語を調べる際にちょっと使っている。本の辞書とは違って少々不満もあるが、本を毎日持ち歩くこともできないので、これを機会にiPod touchを電子辞書の代わりにするのも悪くないかもしれない。ただ、今のところ、すぐにそうしたいとは思っていないので、また発売キャンペーンか何かで安く購入できるタイミングがあれば、揃えていくつもりでいる。

 他にも、電子書籍も少し試してみたが、本をパラパラめくる感覚にはほど遠い感じがしたので、今でも本や雑誌は普通に書店で買っている。ただ、試した中で一つだけ「日経BPストア」というアプリは、オンラインで無料配信されている記事が充実していて、寝る前や暇なときになどに記事を読んだりしている。

 あとは、家にいてパソコンのところまでいくのが面倒なときに、メールや明日の天気などの確認するために使うことも多い。それ以外にたまに使うアプリとしては、計算機、メモ、マップといったところである。

 スケジュール管理のもの以外は、ほとんどが記事を読むためのアプリばかりで、それも新聞や雑誌などにある内容のものである。多分、私には、ネット上の中途半端な情報よりも、新聞や雑誌の記者が書いた記事の方が合っているのだろう。

 また、これなら無理なく新しいものに慣れることができそうである。ただ、前々回に少し書いたが、これだけだと蓄積された情報を見ているだけで、(英英辞典に書いてあったような)「情報の分析」のための利用、という視点が欠けている。折角慣れてきたところなので、もっと有効利用できるアプリもこれから探していくことにしよう。

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2011年7月 6日 (水)

アナログな折り紙作図

 これまでとちょっと気分を変えて、久しぶりに数学の話でも書こうと思い、以前「変形折り鶴」の話をしたときに紹介した「折り紙の数理と科学」の本をちょっと開いてみた。

 いろいろと面白いことが書いてあるが、第9章を開いてみると「青年ガウスのように正方形と戯れる ... 正17角形を折る」というタイトルがついていた。ガウスとは、以前紹介した正17角形の作図の問題を解いた天才数学者である。以前はコンパスと定規で作図してみたが、「正17角形を本当に折り紙で折れるのか?」ということが気になって、本に書いてある通りに折ってみることにした。

 タイトルには「戯れる」となっているが、やってみると非常に難しい。1mm以下のほんのちょっとしたズレも、30回以上折るとかなりの差になってしまい、うまくいかない。戯れるどころではなかったのだが、とりあえず一番精度よく折れたものの写真を載せることにした。

Sei17ori

(追伸:折り方については、正17角形の折り紙作図の手順をご覧下さい。)

 折り方は、基本的に「折り紙公理」と呼ばれるものを使っている。例えば、次のようなものである。


  • 2点を結ぶ直線が折れる

  • 2点を結ぶ線分の垂直二等分線が折れる

  • 任意の角の二等分線が折れる

  • 直線と点が与えられたとき、その点を通り直線に垂直に折れる

  • 直線と2点 P, Q がある。このとき、点 P を直線に重ね、点 Q を通るように折れる


他にもいくつかの公理があるが、正17角形ではこの5つの公理を使っている。詳しくは、例えば、Wikipediaの「折り紙公理」などを見てもいいかもしれない。

 ということで、今回は久しぶりにアナログな感じの折り紙作図をしてみた。正確なものを作るのは非常に大変な作業で、このようなズレや誤差が許されない繊細な世界を体験するにはアナログなものを使うべきだろう。

 最近は新しいデジタルなものにも慣れてきたが、デジタルとアナログのものをバランスよくブログに書きながら、それぞれの良さがわかるように心がけていくことにしよう。

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2011年7月 2日 (土)

「情報技術(IT)」とは?

 いつの間にか今年も半分が終わってしまったが、最近は梅雨とは思えないほど暑い日が続いて、その日一日をどう過ごすか、と考えることで精一杯な感じである。仕事の疲れもたまってきて、何となく調子が上がらないところだが、せっかく最近辞書を新しくしたので、今回は調べたことについて書いてみることにした。

 最近気になることは、やっぱり「IT」に関することになってしまうのだが、広辞苑第6版の「IT」のところを見ても「情報技術」と一言あるだけ。そこで、改めて「情報技術」と書いてあるページを開いてみた。

 「情報技術」も、第5版にはなく、第6版で新たに加わった言葉で次のように書いてある。


  • コンピュータや通信など情報を扱う工学およびその社会的応用に関する技術の総称


正直なところ、何だかよくわからない。一方、「情報」と「技術」を別々に見ると、

  • 「情報」
    あることがらについてのしらせ。判断を下したり行動を起こしたりするために必要な、種々の媒体を介しての知識

  • 「技術」
    物事を巧みに行うわざ。科学を実地に応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に役立てるわざ。


となっている。これらを組み合わせて解釈すると「科学を応用して事物を改変・加工し、事柄の知らせや判断・行動に必要な知識を得るために役立てるわざ」が「情報+技術」の意味のようである。また、「科学を応用して事物を改変・加工し」たものが「コンピュータや通信機器」を指していると考えれば、さっきの「情報技術」の文の意味も具体的にみえてくる。

 広辞苑も、せっかく「情報」と「技術」という項目があるのだから、新しい「情報技術」という言葉の意味と、よく知られている言葉との関連がわかるような文になっている方がいいような気がする。

 これで「情報技術」の意味がより具体的になったと思うが、実はまだ疑問が残っている。というのは、気になって英英辞典を見てみると、「information technology」のところに


  • the study or use of electronic equipment, especially computers, for storing and analyzing information


と書いてあったからである。直訳すると、「情報を蓄え、分析するための、コンピュータのような電化機器の利用や研究」という意味だと思う。これは、広辞苑のものとは少し異なっている感じがする。

 例えば、広辞苑では単に「情報を扱う...」だが、こちらは「情報を蓄え、分析する...」となっている。さらに、広辞苑では「技術の総称」だが、こちらの方は「the study or use」だから、「技術(technology)の総称」という意味ではない。

 この意味の違いはどこからくるのであろうか。もしかしたら、日本では、「情報技術」は蓄積した情報を確認する程度にしか使われず、情報の分析や情報機器の研究に対する視点が欠けているのかもしれない。そう理解すると、日本のネット上にある情報が何となく中途半端に感じるのも納得できるような気がする。

 久しぶりに言葉の意味を調べてみると、理解も深まりスッキリした気分になった。これからも、中途半端な情報に惑わされず、しっかりと情報を分析することを考えながら「情報技術(IT)」について理解を深めていくことにしよう。

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