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2011年1月

2011年1月29日 (土)

失敗・成功のことわざ

 「失敗は成功のもと」とは、よく聞く言葉である。ちょっとしたミスや失敗が「重大な事故」などにつながることもある。しかし、それでも「失敗は成功のもと」という言葉は廃れることなく生き続けている。本を読んでいたとき、時が変わっても普遍のこの言葉がちょっと気になり、調べてみることにした。

 この言葉を英語で言うとどうなるのか。「Failure is a stepping stone to success.」「Failure breeds success.」などという言葉がでてきた。こうやってみると、「失敗=成功への足がかり」「失敗=成功を生むもの」といった感じになり、具体的に「失敗は成功のもと」の意味が見えてくる。

 他にも「失敗は成功のもと」を意味する英語の言葉はいろいろあるようだが、個人的にはこの2つが気にいった。例えば、最初の言葉の「"a" stepping stone」に「成功のためには失敗がつきもの」といったニュアンスが感じられることや、2つ目の言葉にある「breed」に、「自らが生み出す」「育む」といった意味があるのがいいのでは、と思う。

 さらに、私なりの解釈を付け加えると、「成功への足がかり=失敗を引きずらずに成功へのステップにする」「成功を生む=成功を生み出す努力をする」といったところだろうか。

 この2つを繋げて「いつまでも失敗を引きずらず、失敗は成功へのステップの1つと考え、成功を生み出す努力をすれば、成功を掴むことができる」という形が「失敗は成功のもと」という言葉の具体的な意味として適していると思う。

 いろいろ考えてみたが、物事の本質を冷静にとらえていて、非常に説得力がある言葉である。本を読んでいるときだけでなく、いつでも思い出せるように心に留めておくことにしよう。

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2011年1月25日 (火)

経済的=???

 前回の記事で「アポロ13号の事故の原因は、10号の酸素タンクを使いまわしたこと」という話を紹介した。それで、ちょっと気になることがあったので、それについて少し調べてみた。

 以前のものを流用してコストや手間を削減させることは、よくあることだと思う。また、アポロの次のスペースシャトルが再利用することを前提に作られた理由の一つに「再利用した方が費用が抑えられるはず」という話があったことからも、アメリカでも「経済的=使いまわす」ということが当時の常識的な考え方であったことが窺える。

 そうやって登場したスペースシャトルは、1981年の最初の打ち上げの際には宇宙開発の「新時代を切り開く切り札」と期待されていた訳だが、実際には大事故や維持費の増大などによって当初の計画通りにいかず、結果的に期待外れに終わってしまった感がある。

 そのスペースシャトルは2011年6月28日予定の打ち上げを最後に退役。その後はまたアポロの頃と同様(現在の他国とも同様)の使い捨てのロケットを使うことになる。その理由の一つに「使い捨てのロケットの方が、再利用可能なもの(スペースシャトル)より費用が安くすむ」ということがあるそうだ。

 最近の電化製品なども、使い捨てと宣伝している訳ではないが、「修理するより新製品を買った方が安い」といった話はよく聞く。ようするに、現在の常識は「経済的=使い捨て」ということのようである。

 また、それと同時に「ものを再利用した場合は(環境にはやさしいとは思うが)手間もコストもかかり高くつく」という考えも定着してしまった感がある。これが良いか悪いか、ということはともかく、このような考え方の変化がアメリカの宇宙開発に象徴的に現れていることが何とも興味深い。

 30年以上前の常識と今の常識のどちらが正しいのかはわからない。ただ、この変化は、現在の「新しいもの」の特徴や品質などにも何らかの影響をおよぼしているに違いない。もう少しきちんと考えてみる価値はありそうだが、すぐには結論が出そうもない。ということで、これ以上いろいろ書いてもキリがないので、今回はこれくらいにしておこう。

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2011年1月21日 (金)

私が思う「新しいもの」

 この前、「失敗百選」「続・失敗百選」という2冊の本を見つけた。タイタニックの沈没やスペースシャトル・コロンビアの墜落などの大惨事や、ATMやコンピュータ・システムの障害など、さまざまな事柄の原因を技術者・研究者からの立場で分析したものがまとめられている。

 内容は、個々の事例の分析結果の概要を1~2ページ程度にまとめた報告集、といった感じである。ちょっと本の値段が高いのだが、載っている事例の数が非常に多く(「失敗百選」が178、「続...」の方は190程度)、これだけの情報をまとめる手間暇を考えると安いものだと思う。

 あまりにも事例が多いため、まだ少ししか読めていないが、印象に残ったものを一つ挙げると、例えば「アポロ13号の生還(1970)」。私も以前映画を見たが、実際の現場でも事故が起こってからのサポートは完璧だったと思う。ただ、そもそも事故の原因が何なのかについては知らなかった。

 この本によると、この事故の直接的な原因は「アポロ10号の酸素タンクを(設計時にケチって)13号にそのまま流用したこと」とある。さらに、よく見てみると「据え換え時にネジを1本外し忘れ、移動時にタンクが5cm落下」などとも書いてある。これによって生じた隙間が原因で起こったトラブルが、修理不能の事故へと繋がったようである。

 「そんな程度のことで...」といったことでも、油断をするととんでもないことになってしまう、という事例の一つであろう。常に注意を払っていることは非常に難しく、不可能に近いことだが、このような知識を少しでも身につけておくことは今後同じような惨事を起こさないようにするために非常に意味があるだろう。

 また、私事だが、今年の目標「新鮮なもの見る目を養う努力をする」という点でも、意味があるのではないかと考えている。私が思う「新しいもの」というのは、それによって過去の失敗や負の部分を一掃してくれるようなもの、あるいは、そこまでいかなくとも改善して何か変えてくれそうなものである。そうでないものは、いくら「最新の」と言ってみたところで、単なる宣伝文句にしか見えない。

 そういった「新しいもの」を見る目を養うためには、やはり過去の失敗を学んでおく必要があるような気がする。そう考えながら、暇なときにこの本をパラパラめくって見てみることにしよう。たくさん事例があるので、これでしばらくは読む本に困ることはなさそうだ。

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2011年1月17日 (月)

最近の商店街

 昨日の日曜日、寒かったが天気がよかったので気晴らしを兼ねて出かけることにした。実は、最近ちょっと学生の頃に住んでいたところを思い出す機会があって、「今はどうなっているんだろうか?」と少し気になっていた。今の場所からそれほど遠くないところなので、久しぶりに行ってみることにした。

 特に目的があった訳でもないので、商店街を適当に歩いただけなのだが、以前と変わらず今も人が多く非常に賑わっていた。少し安心したのだが、歩いてよくよく見てみると、住んでいた頃にあったお店がなくなっていたり、少し変化しているところもあった。

 大きな変化というと、当時いつも買い物をしていた小さな食料品スーパーがなくなっていたことである。商店街から5分くらい離れたところに、いつでも安売りの大型スーパーができたことが影響しているのだろうか。

 一方で、街にいくつもあったお惣菜屋さんは健在で、今でも店の前に唐揚げやコロッケ、メンチカツなどが山盛りになっていた。さらに、お惣菜の店が新たに増えていて、こちらの方は以前よりもさらに繁盛しているようであった。

 テレビなどでよく見る、全国で繁盛している商店街の特集などでは、よくタレントの人がお惣菜屋さんの前でコロッケなどをおいしそうに食べるシーンがあったりするので、どこの街でも安くてうまいお惣菜屋さんがあるところは元気で賑わっているのだろう。

 あと、中華料理のお店が少し目立っていたような気がした。私が住んでいた頃から中国の人がやっている中華料理屋がいくつかあり、おいしかったのでよく利用していたが、さらにお店の数が増えていたり、あるいは改装したりしているようであった。

 最近中国の経済成長が著しいが、景気がいい国の人は元気があって店も繁盛するのかもしれない。あるいは、元気のなくなった日本の店が閉店して、そのあとにアクティブで元気のある中国の人が店を出すようになったのかもしれない。

 久しぶりに訪れた街をちょっと歩いただけだったが、微妙なところで変化があったこともあり、最近の世の中の傾向にちょっと触れることができたように思う。今年の目標のために、こうやって以前見たものをもう一度見直してみる、というのもよさそうな気がする。

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2011年1月13日 (木)

今年の目標

 数日前、ちょっとした気晴らしをかねて、大型書店へ行ってみた。いろいろとまわったのだが、最近ブログを始めたりして仕事以外でもパソコンに向かうことが多くなったせいか、コンピュータ書籍のコーナーで足を止めていろいろな本を眺めてみたくなった。

 実のところ、ここ数年、あまり新しいコンピュータに関する本を見ていなかった。何故かというと、私は最新のパソコンにそれほど興味がないからである。例えば、今ブログの文章を書くのに使っているパソコンは6年くらい前に買ったMacの「PowerBookG4(15")」だが、これで困ることはまったくない。他に仕事用にWindowsXPの入ったDellのデスクトップも置いてあるが、こちらも新しいOSにしようという気はまったくない。

 ただ、やっぱり世の中は私の興味とは関係なく、何か新しいものが出てきてほしいとは思っている。今回はそんなことを考えながらコンピュータ関連の本を眺めていたのだが、正直なところちょっと期待を裏切られた気分になった。

 コンピュータ書籍コーナーは10年以上前から変わることなく、相変わらずOffice関連の本が広いスペースを陣取っている。続いてネットワーク(Web)関連、OS関連、資格対策の本などがあり、奥の方にプログラミングやその他の本、といった感じで特に目新しさを感じることはできなかった。

 それでも、何か新鮮なことがあればと思って見てみたが、「iPhone」「Android」といった携帯端末やタブレットPCの「iPad」の本などが目立つところに置いてあった、ということ以外にはそれほど新しいものがあるようには思えなかった。

 その「iPhone」や「iPad」も少し気になってAppleのサイトを見てみたが、あるページに「Mac OS Xの最良のアイデアをiPhoneが受け継ぎ、iPhoneの最良のアイデアをiPadが受け継ぐ...」(次期 Mac OS X Lion 先行告知の一節)といった言葉がでてくるくらいなので、それほど新鮮さを感じるものでもないと思う。

 これは、今の世の中全体に何となく感じられる「閉塞感」のひとつなのだろうか。コンピュータ書籍コーナーでこんなことを考えてしまったからか、その後は他のコーナーへ行っても何となく目新しさを感じることもなく、書店をあとにした。

 コンピュータ関連の事柄に目新しさがないのか、それとも書店の方に目新しさがないのか、それはよくわからない。また、私もここ何年もの間最新のものにほとんど興味がなかったので、目新しさを感じる感性が衰えてしまった、ということもあるだろう。

 閉塞感を感じる原因はいろいろ考えられると思うが、とりあえず私自身も最新のものに少しは目を向けていく必要があるかもしれない。そのうち「これが新しいものなのか」と感じられるようになることを期待して、今年の目標は「新鮮なもの見る目を養う努力をする」ということしてみよう。

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2011年1月 9日 (日)

無理せず完走?

 毎年1月の第2日曜はハーフマラソン(21.0975km)の大会に参加している。今日はすっきり快晴というほどではないが天気もよく、会場へ行く途中で富士山もうっすらと見えたので、(ブログ用に)持っていた携帯のカメラで写真を撮ってみた。

110109_fuji

(写真の真ん中の、うっすらとした白い三角形が富士山です。わかりますか?)

 今日も、これまでと同様に時計をつけずに走った。ただ、体がペースを覚えているのか、走り始めて数kmいったあたりで「今日はいつもより遅いようだがすでに疲れてきている」という気がしてきた。そこで、「今日は無理をせずに給水などに気を配りながら走ろう」と気持ちを切り替えて何とか完走することができた。

 時計をしてないとはいえ、記録の方は大会の方で計ってくれているので、ゴール後に大まかなペースはわかる。いつもは、大体10kmで約60分程度を目安にしているのだが、今年の記録は2時間9分21秒と、目安よりも少しだけ遅かった。(私は後ろの方からスタートするので、実際にスタート地点を通過するまでの2分程度の時間も含まれています。)ちなみに、昨年の記録は2時間8分21秒、スタート地点からゴールまでの時間(ネットタイム)は2時間6分24秒で、ちょうど10kmを60分のペースだった。

 ここで、記録を見てふと思ったことがある。走り初めて数kmの間は、実際にペースも遅かったと思うし、それでも息が切れてきつかった。その後、気持ちを切り替えて走った結果、結局は去年とちょうど1分しか違わない記録を残すことができた。普通に見れば「あまり記録も変わらず良かった」ということになるのだろうが、何故それほど変わらなかったのだろうか?

 ひとつ考えられるのは、今日は風がほとんどなく気温もほどほどの絶好のコンディションだったことが救いになったのかもしれない、ということである。ただ、いくらコンディションが良かったからといって、それだけで劇的に速く走れるようになる訳ではない。実際には「気持ちを切り替えた後、無意識のうちにペースが遅いことを気にして、どこかで無理をしてしまった」ということの方は正しいような気がする。

 他にも理由が考えられるかもしれないが、こういうときにはやっぱり「無理をしてしまったかもしれない」と考えるのが無難だろうと思う。今週の仕事に影響しないように、ゆっくり休んで疲労をとることにしよう。

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2011年1月 5日 (水)

正月に読んだ本:世界を変えた手紙

 今年の正月は、どこへも行かず読書などをしながらゆっくりと過ごした。ただ、読書と言っても、私は理系人間で文学作品や小説などは読んでいてもすぐに飽きてしまう。「そんな理系人間がいったいどんな本を読むのか?」と思う人もいるかもしれない、と思い、読んだ本のひとつについて少し書いてみることにした。

 何冊か読んだが、一番面白かったのは「世界を変えた手紙」という本である。副題に「パスカル、フェルマーと確率の誕生」とあり、17世紀の2人の数学者「パスカル」と「フェルマー」が、ゲーム(ギャンブル)の賞金の公平な分け方について議論した手紙を紹介したものである。

 内容を一言で言えば「数学の確率の考え方はどのようにして生まれたのか」ということが書いてある本である。実際の手紙のやり取りは、現代風に言うと「ゲーム(ギャンブル)に勝つ確率を考える」ということになると思う。高校数学の確率の話を知っていれば、だれでも難なく読むことができるだろう。

 自分が勝つ確率を考えるのではなく「賞金の公平な分け方」を考えるところが理系人間っぽい(数学者っぽい)ところだと言えるが、この時代の天才・秀才たちがこのような俗っぽいことを真剣に考えているところが興味深い。また、読んでいくと17世紀前後に「確率」の考え方を作った人の話や、その考え方を当時の人々がどのように利用したのか、といったことがわかるようになっていて、私自身とっても勉強になった。

 この本のタイトルもそうだが、本の著者・訳者共に、現代の「確率」の基盤を作った2人の考え方(発想)を「革命」と言っている。正直なところ、私はこの意味が理解できるほど確率のことを知っている訳ではない。ただ、言葉の意味がわからなくても、年の初めに17世紀前後の天才・秀才たちの考えに触れることができた、というだけでも私にとっては意味があったと思う。

 今年は、こういう類いの本を探しに、時間を見つけてぶらっと書店に行くのも悪くない。そのための時間も「今年の約束事の2」のゆとりの時間に入れることにしよう。

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2011年1月 1日 (土)

今年の約束事

 2011年の初めに、タイトルの背景を写真にしてみた。(パソコンの方のページです。)今年は、この写真のように全体を見渡しながら冷静に行動していきたい。(2011年もよろしくお願いします。)

 ところで、前回の記事の最後で書いたが、昨年はとりあえず忙しい中でも意欲は失わずにすんだと思う。そこで、今年はその意欲を少しでも形にすることが、私にとっての当面の目標である。

 この目標のためには、仕事と「ゆとりの時間」とのバランスが重要になってくる。このため、これまでとは少々違ったペースで日常を過ごす必要があるかもしれない。そこで、今年を過ごすためのちょっとした「約束事」を考えてみた。

 それが次の2つである。ポイントは、仕事でやるべきことの締切を逆にゆとりのために利用しよう、という発想である。

  1. 仕事でやるべきことは、遅くとも締切の3日前には終わりにする

  2. 仕事の締切の前日・2日前は、必ずゆとりの時間(ジョギングや本を読む時間など)を作る

 私だけかもしれないが、仕事の締切ぎりぎりまで忙しさが続いてしまうと疲れきってしまい、ゆとりの時間が与えられても何かをする意欲がなくなってしまうことが多いように思う。意欲を失わずに、バランスよく「ゆとりの時間」を確保するためには、忙しい中にあっても少しでも余裕を持って仕事をこなすことが有効である、と考えてみた。

 実際には、私にも仕事以外にやりたいことがたくさんある。私が考えている事を挙げると、ジョギングや旅行など。他にも、英会話も苦手なので人並みに会話ができるようにはなりたいし、本を読んで勉強する時間もとりたい。などなど、やりたいことを挙げるとキリがない。

 このようにいろいろとやりたいことがあっても、前回の記事の最後で書いた「ほどほどの計画性」について考慮しないと、結局は「絵に描いた餅」になってしまう。そのために、1.と2.の約束事を守りながら、やりたいことに優先順位をつけて、

  • ジョギングと読書は時間があればすぐにでもできる

  • 英会話やその他の勉強は積み重ねが必要

  • さすがに旅行は長期休暇にしておこう

などのことを考慮して今年を充実させられれば、いうことはない。

 「1年の計は元旦にあり」というが、無理な計画を立てても意味がない。1年は長い。そう考えて、「意欲」を失わずに「ゆとりの時間」をとるという目的に合うように、今年の「約束事」を守りながら、いろいろと工夫をしていくことにしよう。

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